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京都のかねよ寄席でうなぎ丼 [パパラッチ!ママえっち?]

はなやいだ観光客が佃煮にするほどいます。

昔から絶えることのない昼間の修学旅行生や
最近の夜は遅くまでいろんな外国人が見られます。

京都の新京極通り。

四条通りの阪急・河原町駅から
くすんだ姿とすすけた心の旅人は
それでも厚かましく歩くのです。

誠心院(じょうしんいん or せいしんいん)があります。
和泉式部の墓に参拝しておきますか。

あ?!
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ない!?
ありません。

和泉式部(97? ~ ??)の墓といわれている
宝篋印塔がありません。
盗まれて(?)いますよ~!

ここ誠心院は
晩年の和泉式部が初代の住職といわれていて
ここで死んだらしいのですが。

民俗学者の柳田國男は
和泉式部の墓が日本に 15 か所はあるといいます。
ひとつぐらい消えてもさしさわりがないのかな。

冗談ですよ!たまらないほど蒸し暑い日です。



疲れた旅人が腰をおろすベンチ。
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京都は雅ですね。

下の水ぎわで
スズメが羽づくろいしています。
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この喧噪(けんそう)の中!人の足元で。



見るからに古そうな
創業 100 年を誇る「鰻の一本つり」の
「かねよ」に並びます。
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いや!失礼!
よいこは「日本一の鰻」と読んでくださいね。
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月例の「かねよ寄席」の当日券が
午後 4 時から売られるのです。

そして 5 時に開場。
開場と同時に入ったのですが!?
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全部の座ぶとんはすでに占領ずみ!?
いつの間に!
客のほとんどは常連ばかりのようです。

旅人はどこに座ればいいの?!

座ぶとんのすき間に
無理やり!座を確保してザックを置きます。



木戸賃は 2100 円。

前回きたときは 1600 円でしたから
ときの流れと無策のままの人生を感じます。

ここの 100 年の名物
うなぎの上に大きなだしまき(たまご焼き)ののった
きんし丼 2100 円か
うなぎ丼 2100 円かが木戸銭についています。

前にきんし丼をいただいたので
今回はうなぎ丼。
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サッポロビールから発泡酒の提供がありました。
が!
冷えてないので!ながめるばかり。

横の板は下足番号札です。

各「丼」の 2100 円はこの店の通常価格です。

つまり!寄席に「丼」がついているのか
「丼」を食べたら寄席が観られるのか。
どちらにしろ!お得といえばお得です。



寄席が始まるとき
座ぶとんのない人は
営業の終わった「丼」を食べる客席から
取ってきます。

ぎりぎりの運営とかで
寄席の座ぶとんは破れて減るばかりで
増えることはないそうです。



落語が 3 席。

女性の露の眞(まこと)が
前座をつとめます。

やっぱり!いつものように古典!
つまり男ものの噺(はなし)をしています。
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古典落語は男の噺家が演じるようにできています。
これから先!どこまで頑張れるかなぁ。

かの女は大丈夫?!
どこから見ても
中学生くらいの
男の子にしか見えませんから。(失礼!)

そういえば昔!道頓堀で
一門の露の団姫(まるこ)と
「巨乳 VS 貧乳」対決
あっさり負けていましたね。

ま!頑張ってね!いろいろと。



(敬称略)
タグ:柳田國男
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