SSブログ

祇園祭の宵山の昼間の散策 [平安京有情]

ホテル日航プリンセス京都の 5 階に
注連縄(しめなわ)が祀(まつ)られていました。
blog01.jpg

祇園祭の山鉾(やまほこ)巡行は
長刀(なぎなた)鉾に乗っている稚児(ちご)が
太刀で注連縄を切り落として!始まります。

注連縄は
斎竹(いみたけ)と呼ぶ青竹を建てて
張っていました。

その祭事は「斎竹(いみたけ)建て」と呼ばれ
代々「高橋町」の人が
この役目だけを受け持っているとか。
その「高橋町」にホテルが開業していたのです。



2014 年 7 月 16 日です。

昨年(2013)までは
7 月 17 日にすべての山と鉾が合同で巡行し
7 月 24 日には花傘巡行をしていたようですが
今年(2014)は
7 月 17 日に前祭(さきまつり)
7 月 24 日に後祭(あとまつり)
山鉾がふた手に分かれて巡行するのだとか。

花傘巡行は例年通りだそうですが。

これは昭和 40 年(1965)までの
昔のやり方だそうです。



ホテル日航プリンセス京都の南
山鉾の中でも一番南の町の
保昌山(ほうしょうやま)は前祭組ですから
組み立てが進んでいますね。
blog02.jpg

恋愛成就!縁結びのお守りが授与されます。



注連縄を切る長刀鉾に行ってみます。

四条通りのビルの谷間の
たぶん公開空地に
「長刀鉾緑地」と書かれているスペースがありました。

なるほど!
組みあがっている長刀鉾が見えます。
blog03.jpg

画像ではよく分かりませんか。

四条通りまで出れば。
blog04.jpg



アユ(鮎)の形の菓子が売られています。
blog05.jpg

占出山(うらでやま)ですね。
blog06.jpg

神功皇后がアユで戦勝を占った説話によっています。
祇園祭のときだけ売られる菓子。

ご神灯のちょうちんの飾り方は
どの山鉾もほぼ同じですね。
将棋の駒の形に吊るようです。



室町通りに出て南を向けば菊水鉾でしょうか。
blog07.jpg

北に行けば 2 階から修験者が見ています。
blog08.jpg

山伏山。

2 階にあげてもらいご挨拶。
blog09.jpg

トビウオの干ものが供えられています。
それは伝統のお供えものだとか。

この町家には
稲わらで作った茅(ち)の輪がありました。
blog10.jpg



御池通りに出れば
有料観覧席を組み立て始めるのかな。
blog11.jpg

京都の暑い祭。
明日も暑そうです。
コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感