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琉球泡盛がうまい [半煮え!生煮え!]

大昔!南の島
八重山諸島のある島のホテルで夕食。

琉球泡盛がうまい。

度数が 25 度か 30 度か忘れましたが
結構な古酒が安価でおいしい。
それにあんまり酔いません。
いや!酔わないような気がします。

泡盛を最初に飲んだところは
石垣島に先祖を持つおじさんに連れられて行った
大阪は通天閣の下の飲食店でしたが。

それ以来
ストレートで飲むものの
冷水と交互に飲んでいました。

私はウワサほど酒には強くないのです。
ビールでもグラスに 1 杯ですぐ酔います。
ただ!酔ってからがくどくど長いだけです。

現地で現地の泡盛を飲めば
水の助けもあまり借りずにどんどん飲めます。
どうしてでしょう。



「あ!うしろ!うしろ!」

同行の女史が小声でたしなめます。

なにがうしろじゃ!知らんわい!

うしろに!
私と背中合わせに!
元・総理大臣がいるというのです。

なんだ?!あの頭髪の薄いおっちゃんが!
どうしてこんな地の果て(失礼!)に!?
いるはずはないわい!

すっかり気持ちよく酩酊し
光頭を揶揄(やゆ)するような
即興詩をとなえたりして
ワンマンショー(!)を演じたようですが。

朝!それでも二日酔いにならず
ロビーで新聞を読んでいたら
元・総理大臣が階段から降りてきて
「おはようございます」と
丁重にあいさつされました。

まことにすみませんでした。



先日!
泡盛のレクチャーを受ける機会がありました。

知ったかぶりしていた知識が
あまりにも薄いものでした。

だいたい!
泡盛はタイ国から輸入した米と
アワモリコウジカビという黒麹菌で醸造され
蒸留されるものと
だれかに教えられて信じていました。

記録に残る 1609 年
薩摩の島津が琉球に侵攻し
略奪した泡盛も
当然!タイ米で作られているものと思っていました。

タイ米がないと作れない酒です?!

ところが
タイ米等のインディカ米を原料にしたのは
最近なんですね。

明治の終わりから大正の初めごろ
米の価格が高騰してからなんですね。
あれこれ穀類を試して
タイ米に行き着いたとか。

それまでは粟とかの雑穀や
あたりまえに現地の米(ジャポニカ)を
醸(かも)していたのですね。



蒸留酒はなんでもいただきますが
ウイスキーやブランデーと並んで
泡盛も好きですね。

芋焼酎や麦焼酎や米焼酎より
好きかも知れません。



その泡盛で調理します。

豚肉スペアリブを 2 度茹でこぼしてから
泡盛をかぶるくらい入れて加熱。

にんにくをひと握りと人参や生姜を加え
東南アジアのどこかの国で
国外追放(?)にあったおじさんが
どさくさまぎれに持ち帰った
白黒混ざった胡椒を挽いて入れます。

煮詰まってきたら泡盛と
日本酒と椎茸のもどし汁を注しながら
1 時間も煮ました。

バルサミコ酢!砂糖!醤油で調味。

煮汁で
もどした干し椎茸と繊切り大根を煮ました。
blog泡盛豚肉.jpg

もちろん!
私のことですので
匂い消しに使った人参なども食べますが。

泡盛のオンザロックがおいしい。

最近!ご馳走といえば
スペアリブばかり煮ているような。
偏狭に生きる暑い夏。
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