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濡れねずみで道の駅いながわ [食い逃げ未遂]

篠(しの)突く雨!

それはあまりにも突然!
山中!里山!避難するところがありません。

すかっといいお天気ともいえなかったのですが
晴れたりくもったりだったのですよ。

引き返します。
いや!進んだ方がいいかな。
優柔不断に行きつもどりつ無駄な動きばかり。

農機具小屋みたいな壊れかけたあばら屋を見つけて
わずかな軒先に
カマボコのようにはりついたときには
すでに濡れねずみ。

しかし!
30 分もしないうちに上がりました。

降雨中も後も蒸し暑いのなんの!
顔から汗は吹き出るし
首から下はザックの中まで濡れていて!ああ。

情けなくて
たちまち乾いた路傍の石に腰かけて休憩。
朝食代わりの菓子パンの残りと
半解凍になった水を飲みます。



くたびれた傘。
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××十年前
外国の銀行に外貨預金をして
もらったもののような!詳細は忘れましたが。

いつも持ち歩いているのになぜか壊れないんです。
海辺の潮風や山岳の豪雨!
大陸の氷雨!赤道下の紫外線!等々
パートナーは猫の目のように替わったけど
この傘はいつもいっしょ。

まったく!お守りの類を持ちませんが
これが私のお守りかな。

心が疲れて
ふと!ながめてしまいました。
色褪せたぬいぐるみを放さない
幼児のような心境かも。



川と化していた小径の水が引いたので
また!歩きます。

名も知らない峠に着きました。
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明るい赤松林です。
松茸が出そうな山。

そんなこと考える余裕はありません。
また!ぽつぽつ!やってきました。

あ!?
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田んぼにいるようなカエル。
どうしてこんな山の上に。
道にできた流れを伝ってきたのでしょうか。

早くお帰り。
恐い目に遭うよ。

峠を越えたら見晴らしがよくなりました。
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北摂連山かも。

里が見えます。
よっし!頑張ってあそこまで降りて行こう。



ほどなく降りたところが兵庫県の猪名川町
「道の駅いながわ」でした。
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そば(蕎麦)の実から粉を作っています。
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ここ「食事処 そばの館」では
十割そば!
すなわちつなぎを入れずに打ったそばを
供しているとか。

体は濡れねずみなのにほてっていて
某アラフォー(around 40)のおね~さんのように
大汗をかくと眉毛がなくなるようなことはないのですが
鏡の前の四六のガマのように
そうとう変形した顔から脂汗を流しつづけているので
かき氷を食べたかったのですが
冷たいそばをいただきます。

「そば三昧」税込み 1000 円。
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みっつの味です。



この近くに有名な(?)「屏風岩」がありましたね。

対峙したことはないのですが。

雨の合い間にいそいでかけつけると
バス停の「屏風岩」があります。
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もしかして!あの向こうがそうなの?!

なんと!風情のないこと。
ごちゃごちゃしていますなぁ。

たぶん!これでしょうか。
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がっかり。

失礼ながら!情緒が感じられません。

多くの人が「がっかり」という
シンガポールのマーライオン像でも
私は「がっかり」せずにながめられる
落ち着いた精神(?)を持っているのですが
ま!威張っていうほどのことでもないのですが
そんな私ががっかり。
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