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三輪山登拝 [みんなで歩けばこわくない]

「きたこと!あるのかなぁ」
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記憶にないですか。
関西に 40 年も住んでいて。
有名な神社ですが。
大神(おおみわ)神社です。
奈良県桜井市にあります。
三輪明神とも三輪山とも呼ばれているような。

私は酒の神さまとの印象があるのですが。
全国の酒蔵に下げられている杉玉は
ここでもらった(?)ものじゃないんですか。

ご神体は山です。
神殿の奥の三輪山です。

北の狭井(さい)神社に回ります。
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ここからご神体に登ります。
登拝料 300 円出してください。

「えっ?!」

えっ!じゃありません。
小さな神社仏閣だって
拝観料をなん百円もとる時代!
ご神体に抱(いだ)かれるのですぞ!
安いものです!
なんでしたら私の分もお払いなさい。



標高は 467m
山頂の奥津磐座(おきついわくら)までおよそ 2km
狭井神社から標高差 380m を一気に登ります。

大丈夫です!たぶん。

元気のいい中学生の男の子たちは
1 時間で往復してきますよ。

しっかり歩いて
人生の淫らな数々の行い!反省しましょう。

途中の三光の滝では裸になって打たれましょう。

「やだぁ!」

やだもなにも!
そんなささやかなバスト!だれも見ません。
あ!そんな問題じゃないのかな。

参拝証でもある借りた鈴のついた白たすきを
登拝中ははずさないでください。

登拝中の画像はありません。
撮影・録画禁止です。

飲食!喫煙!動植物の採取!
他の宗教のはなし!
ま!ほとんどの浮世のことが禁止です。

トイレはありません。

恋をしたり
発情しないでくださいね。

「こんなところで」
「できるのはあなたくらいでしょ!」

手をつなぐことはできないので
登拝口で竹の杖を借りてね。

最初にめいめいが
自分で御幣(ごへい)を持って
お祓(はら)いしてから行きます。



裸足で歩いている人も。
それが正式(!)なんでしょうか。

ほうきを携えている人たちは
どこかの「講」かな。
小学生からそうとうな年配の男女。
毎月清掃登拝しているのだとか。

しかし!遠かったぁ。
どんどん追い抜かれて
山頂にはゆうに 1 時間を越えて着きました。

飲食は禁止ですが
途中の磐座(いわくら)や祠(ほこら)には
日本酒やら柏餅やら
枇杷(びわ)やら供えられていました。

おいしそう。

烏山椒(からすさんしょう)は
めったに見られるものじゃないから
見て帰ってくださいね。

直径 20cm を越える烏山椒の林。
見ごたえがあります!私感ですが。

でも!山中で見聞したことを
下界でしゃべってはなりませぬ。

結局!帰路も 1 時間要しました。
驚くほど体力が低下していますね。あは。



山の辺の道を歩きます。
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「これ!官道?大昔の!」

ま!そういうことになっていますが。
往時のままかどうか知る由もありませんが。

玄賓庵(げんぴんあん)です。
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玄賓という人の庵。
世阿弥の謡曲「三輪」で
知っている人は知っているのでは。
私に詳しくは聞かないでください。

桧原(ひばら)神社から
山の辺の道を少し西にはずれて
川端康成の「大和し美し」の碑のある井手池。
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三輪山を仰ぎながらランチにしましょう。

デザートは無人販売所で 100 円で買った
さくらんぼ。
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ああ!大半が腐っていましたか。
この初夏の気候ですからね。

でも!そこここに
キイチゴの実がいっぱいうれています。
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甘くて!おいしい。
トゲが強烈ですから用心してくださいね。



「山の辺の道って楽勝!」

あの!楽勝ではありませんよ。
桜井から天理までが整備されていますが
16km あるんですよ。
今!その途中の 1.5km ばかり歩いただけですよ。



(敬称略)
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