SSブログ

終戦の日のだんご汁 [こな(粉)もん]

今日(2016/08/15)は
終戦記念日(終戦の日)でしたか。

いわれなければ分かりません。
それは自分の誕生日さえも
だいぶ過ぎてから気づく
間抜けな私だけかも知れませんが。

戦争体験を
「次世代に語り継がなければならない」なんて
主張している人もいるようですが
ご苦労なことです。

語り継げば
歴史の勉強にはなるかも知れませんが
「平和」に貢献できるとは思えませんが。

同じことを繰り返すのが霊長類でしょう。

「オレオレ詐欺」でも「ねずみ講」でも
後を絶ちません。

引っかかる人はいつの時代にも初体験の人。
前に引っかかった人の体験が
まったく参考になるはずがありません。

時代が変わって
初めて戦争をする人は「初めて」ですから
前の戦争の戦略は参考になっても
戦争回避なんて思いもよらないことでしょう。



先の大戦では
日本各地にアメリカ軍の空襲があったのですね。

非戦闘要員の庶民を大量殺戮しても
殺戮されても
「しょうがないじゃないの」でおしまい。

攻撃するアメリカ政府や
無策の日本政府を非難したりしないんですね。

戦中・戦後派の
滝田ゆうの作品を読むと
「しょうがないじゃないの」ですね。

滝田ゆう作/銃後の花ちゃん/の最後は
空襲で焼け野原になった街で
売春婦(?)の花ちゃんは
ちゃんと仕事をしていました。

悲観的になって泣き濡れる青年を
「元気出して」と抱きしめています。

戦後!食料を求めていて
だまされてついて行って体を奪われて
泣きながら抱き合い
電車のくる線路に座っている兄妹。(夢いちりん)

進駐してきた兵隊に犯されて
進駐軍のバー勤めになった娘に悲観して
酒浸りになって死ぬ父親。(黄色い花)

どれも涙が出ますね。
でも!非難がましいことをいわない庶民。
「しょうがないじゃないの」と
滝田ゆうは描いています。

私なら相手の政府も
だらしない日本の政府も両方うらみますけどね。



だんご汁でも作って食べますか。

私なんか今も
戦後の動乱期の
闇市で暮らしているようなものです。

だんごを作る小麦粉がありません。はは。

ないものはない!
「しょうがないじゃないの」
小麦粉のないだんごでも作りますか。

乾燥のおからがあったので
水をかけて様子をみます。
乾燥おからはなん倍かにふくらむから。

探し出した黄な粉を混ぜます。

すごく香ばしい。
ですが!これでまとまるでしょうか。

賞味期限をはるかに過ぎた片栗粉がありました。

これを加えてねればなんとかなりませんか。



湯を沸かして
怪しげなだんごをゆでて
冷水に取ります。

庭!といっても貧乏家ではベランダですが
盛夏に青ものといったら
ヨモギとミツバくらいなもの。

ヨモギとミツバをゆがいて水に放しますか。

日焼けのトマト。
パチンコ玉ほどの大きさですけど
数はたくさんあります。

みんな冷蔵庫で冷やしておきます。

生味噌を冷水でといて
氷を混ぜます。

冷蔵庫で冷やしておいた
だんご等の材料を無造作におきます。
blogだんご汁.jpg

だんごが箸でつかみにくいほど
つるんつるんとしています。

他の人にあげると
おいしいというかどうか分かりませんが
終戦記念日にふさわしいような。

自画自賛です。



(敬称略)
コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理