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短命です 寒いです [不謹慎ですが、、、]

寒い!
さむ~い!

こたつを出しました。

こたつといっても
26cm 角
高さ 23cm
超ミニサイズですが。
大昔!家に帰れず(?)
事務所の隅で寝ていたときに
使用していたものです。

思えば
すざましい人生があったものですなぁ。
あ!私のことでしたね。

発熱部分以外は
木製のやぐら(?)なんですが
これが「こたつ」の範ちゅうに
入るのかどうか知りませんが。

シングルベッドの上に置いて使います。
ベッドとこたつ!変ですけど。

あったか~い!

日本中 鵜呑(うの)みかほなる こたつかな

一茶の句を思い出したりして。
しかし!鵜呑み顔とはどんな顔?!



風邪みたいな症状が消えず
体中の関節が痛い。
特に腰痛がひどい。

暑さ!寒さに鍛えた体なんですけどね。
厳冬のヒマラヤで 100 日坐禅をしたり
比叡山で千日回峰行をしたりしましたからね。
(すみません!ウソついて)

結構いいかげんな
ま!鈍感な体なんですが
ビョーキになったからか
寒くてたまりません。

2 日も寝ていて症状に改善が見られないと
不安ばかりにさいなまれます。
このまま人生が終わるのじゃないか!なんて。

親やら
祖父母の生きた年まで生きていたかった!ああ。

たとえ「短命」だったとしても運命でしょう。



「短命」という落語がありますね。

「あそこぃくる養子はみんな死んじまうよ」
「こいで 3 人目だよ」

(5 代目)古今亭志ん生の速記録を広げています。
ビョーキのとき
こんなことしているバヤイじゃないのですか。

八五郎が疑問に感じると横丁の隠居は
奥さんが若くて美人で健康で財産があって
暇があり過ぎるから
「短命」になると解説します。

「ごはんを食べているときパッと見るてぇと、、、」
「短命だよ」

「ごはんを食べてしまって 2 階に上がってゆかぁ、、、」
「短命だよ」

「2 階から落っこちんですかぁ」

「ふたぁりっきりだろう」
「短命んになるよ」

今の時代!
過激な性表現がフツーになっていますから
こんな
隔靴掻痒(かっかそうよう)的な噺(はなし)は
演じにくいでしょうね。

(5 代目)柳家小さんは
「味で聞かせる噺ですから」
「演(や)りさえすれば」
「うけるというものじゃない」
「いやらしいなんという感じになったらだめです」
といっていますね。



「焼きそば!食べて」
あんまり恥のない!いわゆる大阪のおばちゃん。

焼きそばはインスタントの
「日清焼きそばU.F.O」ばかり食べましたが。
ここ 2 食!なにをする気も起きず。

そんなもんじゃない!
百貨店の!有名な!高価な!焼きそばらしい。

あれ?冷たい!?

「そらそうや!朝買(こ)うたんやもん」
「チンしたら大丈夫」

大丈夫かなぁ。

あ!お宅のハゲちゃん!お元気!?

「うちのハゲパパ?!元気!元気!」

やっぱり!

「急になんやのん!?」

あ!いや!そう!(なにをいっているのやら)
奥さんがあなただから
長命だろうと思っただけ。



「しかし!さぶ(寒)い家やなぁ」

こたつに入ります?!

「こんな狭くて小さいとこに入られへんやろ」
「細い足がからんで折れそうや」

そんな可愛い足ではないようですが。

「リモコン!」

え?

「リモコンはどこ?!」

おばさんはリモコンを押して
エアコンの暖房のスイッチを入れてしまいました。

ああ!そうか!
こたつより先に
エアコンを運転させたらよかったのですね。



でもまぁ!こたつはしあわせ。
食欲も!物欲も!性欲も捨ててもいいなぁ。
すごい心境になったものです。


秋風に 長逗留の この世かな    一茶



(古今亭志ん生著/志ん生艶ばなし)
(興津要編/古典落語/参照)
(敬称略)
(これは熱にうなされて書いたフィクションです)
(気になる方は気のせいです)
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