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豆腐竹輪 宇野千代のマヨネーズ和え [お命!いただきます]

わが家の庭(?)の桃ケ池に
ガマ(蒲)の穂が出ています。
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「手をのべて 折る蒲の穂に 舟寄りぬ (菊山享女)


蒲の穂は夏の季語のようです。


「蒲の穂に 水暗きまで 深きかな  (福住裕夫)


まぁ!私のいいかげんな感覚でいうと
ガマは
水深のあるところには行かないでしょう。
浅いところを侵略して行きますけどね。

ガマが生えてきたら
湖も池になりつつあるような。
やがて池が沼になり
沼が湿地になり
さらに草原になって蝶々が舞うようになれば
ガマの侵略がとまるような。



食い意地が張っていますから
おいしそうに見えます。
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フランクフルトかボローニャ?!
はたまた!ちくわ(竹輪)かな。

平安時代の「蒲鉾(かまぼこ)」はこんな形。

魚肉のすり身を竹の棒につけて焼いたら
ガマの穂にそっくり?!

板つきのものが考えられたのは
信長か秀吉のころらしい。
名前は
板つきののほうに行ってしまったのですね。



宇野千代が大発明をしたように
はしゃいで書いていましたね。

蒲鉾ときゅうり(胡瓜)のマヨネーズ和え。

蒲鉾もきゅうりも繊切りにしておき
食べる直前にマヨネーズと少量の塩で
和えるというもの。

それが大発見!大発明?!

私は青ネギが好きですので
小口切りをマヨネーズで和えて
少し醤油をたらして常食していますが。

これ!
「大発明じゃ~ぁ!」と
いいづらいんですけど。

ただの貧乏人じゃないかと
思われるだけのような。



白い「ちくわ」です。
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「とうふちくわ」というとか。
漢字で書けば「豆腐竹輪」でしょうか。
鳥取の物産店にありましたが。

豆腐と魚肉で作った歴史のあるものらしい。
B 級グルメの催しに出てきたりしていましたね。

「ちくわ」の格好をしていますが色白です。
豆腐をたくさん使って
蒸して作っているのでは。

これにはネギが入っていますが
いろんな味のものもありました。



「とうふちくわ」を輪切りにします。

丸いものには丸いものを。

ゴーヤ(苦瓜)も輪切りに。
小さなたまねぎはリングに切って。
梅肉(梅干をたたいたもの)で和えて
しばらく寝かせておきます。

みんなまとめてマヨネーズをからめました。
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絶品です。



宇野千代は
かの女が「和」と考えるきゅうりと
「洋」と思っているマヨネーズの
ドッキングが
摩訶不思議な旨さだというのですね。

そんなに摩訶不思議でしょうかね。

では!
「とうふちくわ」と
りんごとパセリをマヨネーズ和え。
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酒を飲まねばなりません。

私の定番の青ネギの小口切りの
マヨネーズ和えに
「とうふちくわ」を混ぜて
ごはんにのせて丼にします。
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醤油を少しふればおいしい。

私の発明(?)と
ささやかなしあわせはこんなもんです。



(宇野千代著/私の作ったお惣菜/参照)
(敬称略)
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