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天満天神繁昌亭10年 私も10年! [パパラッチ!ママえっち?]

夕刻!大阪天満宮にたどりつきました。

体調悪し!
のどや胃の腑に違和感があるので
コンビニで買った発泡酒を
境内の自販機のブースの
イスに座って飲むためです。
境内には発泡酒を売っていません。

こんな変調のときには
キャベジンをもらって飲んだら
治っていたのです。

今はあんまり効きません。
そんなときには
陀羅尼助(だらにすけ)をもらって飲んだら
まぁ!治っていたのです。

それも効かなくなりました。
たぶん!自分で買わないと効かないのでは。
今はビールを飲めば少し治まります。
発泡酒でも同じ効果です。
だれもくれないので
自分で買うから効くのでしょうか。



そんな事由でやってきて
天神さま!ごめんなさい。

私が毎日のように
徘徊していると思っている人が多いですが
体が弱い(?)ものですから
ま!弱いのは脳も心も仕事もゼニもカネもですが
音信不通!
逼塞(ひっそく)している日の方が多いのです。

息をひそめながら
保存している画像をトリミングして
文章をつけ加えていると
彷徨の記事が多くなってしまいました。

それで毎日走り回っているように取られます。

いざ出かけなければならないときに限って
体調が悪かったりします。

大阪天満宮で
「御神酒笑姿(おみきえびす)」が笑っています。
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発泡酒をあおったら
不快感が半分消えました。はは。単純。



大阪天満宮の北の門を抜けると
上方落語の定席・天満天神繁昌亭。
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今夜は「ご招待」にあずかったので
万障繰り合わせてやってきました。

ま!繰り合わせるほど万障はないですが
強いていえば(たぶん!)命に別条のない
のどの痛みだけですが。

贈られた「花」がたくさん並んでいました。
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開場・満 10 年なんですね。

ここには特別に思い入れがあります。

落語ではなくて(すみません!)
このブログを始めたときといっしょなんですね。
ここが 10 年なら
私も 10 年か!なんてね。

オープンしたころには
この奥に「喫茶」がありましたが。
今は輪茶輪茶庵(わちゃわちゃあん)!?
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自販機とイスのスペースに変わっています。

この寄席(よせ)は 218 席。
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五代目笑福亭松鶴(1884 ~ 1950)は
客は 200 人が上限だといったそうですから
ちょうどいい席数かも。
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江戸の落語は
お座敷芸から生まれたのかも知れませんが
上方のそれは街頭の
辻噺(つじばなし)が発祥と聞きましたが。

だから!上方落語は
下座(げざ)と一体になっているはず。
下座とはお囃子(はやし)と同義語かも。
三味線!太鼓!鉦(かね)!笛!等の演奏。

街頭で忙しく往来する人を引き留めるには
にぎやかにしなければならなかったのでしょう。

でも!街頭では
200 人の客を相手にはできないでしょうけど。



上方の落語と江戸の落語は
聞けば聞くほど違います。
舞台演出もネタも話芸も!

そのあたりは宇井無愁が
「落語の系譜 上方落語と東京落語」に
かなり詳細にまとめていますが。

今はあんまり垣根がないような。

関東大震災と
ラジオなんかから始まったメディアの変遷が
そうさせたように私は思うのですが。

ま!ことば(方言)は違いますがね。

ところがこの日のトリは笑福亭円笑。

江戸っ子で!
江戸弁で!
江戸落語を演じるのに
上方落語の笑福亭松鶴の弟子らしい。

江戸でしくじった訳でもなく
江戸で師匠についたこともないとか。

いろんな人生がありますね。



この体調ですから
酒を飲むはなしには丁重にお断りして
夜の天神橋筋商店街に出ましたが
多少の空腹感はあります。
なにか夕食を摂りたい。

「一銭焼き」が 1 枚 120 円!
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しかも税込み!?
一銭屋 大阪天満宮店!

お好み焼きも地方色が薄くなりましたね。
東西変わらないような。

お好み焼きの
各地のなんとか焼きでもどこに行っても
食べられたりします。

が!安いですね!ここは。

今日は張り込んで!
お好み焼き(税込 250 円)を!
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お~!
有名店の 800 円に負けない味がします。

というほど!
お好み焼き業界に熟知している訳じゃないですが
おいしかったですよ。
自分で買ったから?!それもあるでしょうけど。



(敬称略)
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長居植物園の月のないお月見 [わが街・下駄ばきドドンパ]

今年(2016)の関西地方の
「十五夜」「観月」の催しには
どこも「月」がなかったようです。

どこへ行ってしまったのでしょう。

おほ空を 照りゆく月し きよければ
   雲かくせども 光消(け)なくに

古今和歌集(885)の尼敬信の歌。
ま!これは特別の満月を
歌ったという訳じゃないようですが。

長居植物園(大阪市東住吉区)には
天体望遠鏡を並べていましたが。

「月は今!あのあたり」と
レクチャーしている人たちが口をそろえて
形を変える雲を指さしているのが面白い。



「長居植物園お月見(2016/09/17・18)」です。

普段は 200 円の入園料ですが
日暮れて 1 度みんなを追い出してから
あらためて 300 円徴収して入園させています。

天の川?!
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月を愛でるのなら暗い方がいいのでは。

浅学なものにはコンセプトがよく分かりません。
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ま!高い入園料を取っているので
なにかしなければね。
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飲食ブースがいくつか並んでいますが。
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お!煙突のあるくるま。
木炭車ではないですね?!
木炭車を見たことがないですが。
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ピッツアの窯を積んでいるのですか。

マッコ(マッコウクジラ)と
ナガスケ(ナガスクジラ)が泳いでいる下に
山間の集落のささやかな盆踊りほどの人。
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「お月見コンサート」だそうですよ。
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こんな大きな公園なのに集客力がないですね。
月が見えないせいだけでしょうか。



なごんちゃん(清少納言)は枕草子に

「月は有明の東の山際(やまぎは)に」
「細くて出づるほどいとあはれなり」

と書いていますね。

吉田兼好は

「月はくまなきをのみ見るものかは」

なんて徒然草に残していますね。

満月は面白くない!
より風情のある月が多くあるということでしょうか。

ま!この人たちは人の世を高所(?)から
斜めに見ていますからねぇ。

月は心の空で見ましょう!ですか。
私には見えませんが。



各種の瓜(うり)は収穫どき。
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ん?!
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キーウィ!?
キーウィフルーツ?!
違いますね。
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夜目によく似て見えますが。
草本ですね。
食べられるのでしょうか。

なんて風流ではない思いばかり。



松尾芭蕉は
たくさんの月や名月の句を作っていますが。

「月いづく鐘は沈(しずめ)る海のそこ」

とか!名月に会えなかった句も多し。

「雲折ゝ(をりをり)人を休むる月見かな」

はは!
ときどき休みながら
月見をするのもいいということ?!

今夜は休みっぱなしになりそう。
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(奥村恆哉校注/古今和歌集)
(石田穣二訳注/枕草子)
(西尾実校注/徒然草/を読みました)
(敬称略)
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南京町中秋節のカレーライス [猫も歩けば棒立ち]

神戸・南京町の西路。
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東路。
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西路と東路!それに北路と南路が
角突きあった中間にあるのが南京町広場。
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中秋節(2016/09/15・17・18・19)です。

中秋節には
「月餅(げっぺい)」が欠かせないとか。
親しい人に贈る習慣があるのですね。

広場でも出張販売しています。
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広場ではドラが鳴っています。

「ガラポン」ですが
逆さになった「福」と「球」?!
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なんと読むのか知りませんが。

1 回 500 円!
5,000 円 3,000 円 2,000 円の金券があたります。
あたりが出ればドラをたたいています。
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運試しです。

前の前のファミリー 4 人組に 3 回もドラが!
前の女性ふたり組には 1 回。
ははは!簡単にあたりそう!

あ!白い球!
残念賞の 500 円券。
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しかし!私のすぐ後にまたドラが高らかに!
まぁ!面白くないですね。
そういう星の下に生まれているのです。



500 円券を持って「民生 廣東料理店」へ。

1,000 円以下の料理はメニューにほとんどない
高級店ですが
「創業 55 周年記念!創業当時の人気メニュー」の
「中華風カレーライス」「税込 550 円」が!?
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これしかない!という料理ですね!私には。
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今のメニューにはないらしい。

1 日 20 という限定らしいのですが
満席の周囲を見渡してもだれも食べていませんが。
みなさん!高価なものばかり注文していますね。
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生姜の味噌漬け [お命!いただきます]

冷蔵庫の隅から味噌漬けが出てきました。

生姜(しょうが)ですけどね。
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記憶にありません。
かなり古漬けになっています。

中華風な味。
八角かフェンネルの匂い?!
いや!五香粉を入れたのでしょうか。
はは!全然覚えていません。

果実酒なんかには
しっかりラベルを貼っているのですが。
こんなに長い間
放置する前提ではなかったのでしょう。

端からかじりながら
焼酎やビールを飲みます。

漬け床の味噌も
ごはんにのせて食べています。



自称・有識者が
「生姜は古語で“ はじかみ”」
「日本書紀のころから日本にある」
といっていましたが。

ん?!
逆らっても 1 文にもならないから
黙っていましたが!そうですかねぇ。

たしかに日本書紀の神武伝承のところ
詩の中に

「介耆茂等珥 宇惠志破餌介瀰 句致弭比倶」

なんてありますが。

あ!古事記にもほぼ同様の詩がのっています。

福永武彦訳では
「垣本に 植ゑし椒(はじかみ)口ひびく」
らしいですけど。

「破餌介瀰」は「椒(はじかみ)」ですか。

林春隆訳では「波士加味」
安本美典訳では「山椒」
この時代の「はじかみ」は
「山椒」の類のようです。

記・紀の時代の「はじかみ」は
「生姜」じゃないですね。

後年!呉の国から辛い植物が到来。
今の「生姜」ですね。
どいう訳かこちらの方が
「はじかみ」になってしまったのでしょうね。



でも!今では「はじかみ」は
葉つきの若い生姜を指しませんか。

「芽生姜」とか
「筆生姜」とかいわれているもの。
「谷中(やなか)」とも
いわれたりしているもの。

徳川幕府 12 代将軍・家慶(いえよし)は
「芽生姜」がないと機嫌が悪かったそうな。

そこで年中食べられるように
谷中で促成栽培していたそうな。

だから!谷中。

しかし!水野忠邦が
財政再建「天保の改革」を行い
促成栽培とはムダ!
即!取り止め!にしたのです。

それがもとで
将軍と老中の関係が悪化!
失脚させられたのかどうか知りませんが。



家慶ほどではありませんが
私の親も生姜好きで
なんでもおろし生姜を薬味にしていましたが。

うどんでも素麺でも味噌汁でも漬けものでも。

私の知らないうちに祖母の好物になっていた
「桃屋のキムチの素」があります。

おろし生姜と
キムチの素を混ぜてみましょうか。

ラーメンの麺を湯通しして
冷やしたところにトッピング。
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母や祖母はどうだったか忘れましたが
私の好物の青ネギといっしょにいただきます。



(敬称略)
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清水寺の青龍会 月のない十五夜 [平安京有情]

わ!
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いきなり大きな竜が出現!
目の前で暴れ出しました。
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アラフォー(around 40)のおね~さん!
頭をかんでもらったら!
少しはお色気が上品になるかも?!

「かむのは!獅子舞いでしょ!」
「え?だれが色気ばばぁやて?!」

「ばばぁ」なんていってませんよ!思っていても。

ここは!京都は洛東の清水寺。
清水の舞台の上でのたうっています。
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大きな竜ですね。
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やがてどこかへ行ったと思ったら
下に降りて
音羽の滝に水を飲みに行ったようです。
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すぐ!観光客をかき分けて上がってきましたが。
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後を追いたくても
芋の子を洗うような観光客で身動きがとれません。



今日(2016/09/15)は十五夜だそうです。
旧暦の 8 月 15 日ですか。

「お月見」をするような雰囲気は
なにもありませんね。
これから準備するのかも知れませんが。

竜は「お月見」とは無縁ですよね。
青龍会(観音加持)でした。

この「青龍」は観音菩薩の化身。
善男善女の幸福を祈って練り歩いていたのです。

四神相応の思想ですね!仏教でも。

平安京はこの思想で建設され
北に山(玄武)
南に池(朱雀)
西に道(白虎)
東に河(青龍)となっているという人が多いですが。

ここは洛東!
すなわち青龍の棲んでいるところかな。



十五夜の行事を探しにきたのですが
夜にならないと分からないのかな。

「あれは!?」
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正面にあるのは子安の塔。
後ろの山はなんでしたっけ。
豊臣秀吉が眠る山なら阿弥陀ヶ峰ですが。
ま!「東山三十六峰!草木も眠る丑三つどき」の
山のどれか。

大げさにいえば!なん十年ぶりかに
子安の塔に行ってふり返れば
清水の舞台が正面に見えますね!あたりまえですが。
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清水寺は「葬式仏教」寺院ではありません。
「観光仏教」寺院ですが。
それにしてもすごい人!
なにが現代人をこんなにもひきつけるのでしょうね。



表参道を下ります。
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小・中・高の
可愛らしい(たぶん)修学旅行生が多いのですが
よく迷子になりませんね。

おね~さん!どこかへ行きましたね。

「後ろにいるよ!あなたでしょ!迷子は」

産寧坂(三年坂)を下ります。
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なにか!?
面白いものがありますか!うれしそうですね。

あ!お嬢さんたちが胡瓜の 1 本漬けを丸かじり!
上から!横から!
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なるほど!?そんなことを連想しましたか!

「あなたねぇ!だれがスケベなことを」

あ!私はスケベもなにもいっていませんよ。

二年坂を下ります。
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一念坂(一年坂)は!?
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下ると威張っていうほどの傾斜はありません。



八坂神社の本殿の前の舞殿には
ススキが飾られています。
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やっと「お月見」らしいものに出会いましたが。

管弦楽!筝曲(そうきょく)!祇園太鼓なんかが
奉納されるそうですよ。

夜を待ちますか。

結局!待たずに帰ります。



大阪へ帰って自宅に向かって歩いていると
日は暮れたのにいつになく
山阪神社(大阪市東住吉区)が明るい!
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観月祭をしています。
巫女(みこ)の舞ですね。

あ!
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宮司も舞うのですか。

それから!
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年に不足はない人たちの
楽器演奏の奉納がつづきます。

有名な人かどうか知りませんが。

そうそう!月は?!

どこにもありませんが。
雲の陰かも。
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