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奈良市にある飛鳥 梅はちらほら [南都有情]

世界遺産・元興寺の境内に
「飛鳥小学校 発祥の地」の碑がありました。
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奈良市内にも「飛鳥」があるのです。

「あすか」といっても
だれも奈良県高市郡明日香村大字飛鳥と
狭く限定しようとにわかに考えません。

漢字で「明日香」といえば明日香村を指し
「飛鳥」と書くのなら
飛鳥寺を中心に
明日香村!橿原市!桜井市!高取町のあたりを
おぼろげに思い浮かべたら
いいような気がします。

と!かの地を歩くときに
集まってきた諸先輩方にいってきたのですが。

奈良市の「飛鳥」は
高畑町の瑜伽神社(ゆうがじんしゃ)あたりに
中心があるような。

静かです。
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通りひとつ違えば
観光客が佃煮にしきれないほどいるのに。

宇迦御魂大神(うがのみたまのおおかみ)が主祭神!?
石灯籠には瑜伽(ゆうが)大権現とありますが。
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いずれにしても私には難解な漢字です。
すぐ読み方を忘れてしまいます。

平城京遷都の折
飛鳥から移ってきた神さまのようです。

「飛鳥小学校」の碑のあった元興寺も
飛鳥の法興寺が移転してきているのですね。

でも!元の法興寺は今も飛鳥にありますけどね。
名前は飛鳥寺と変わっていますが。
ま!無学なやじ馬は無用な詮索はやめましょう。



大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)の
歌碑があります。
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読めません。
佐佐木信綱編/白文 万葉集/と
新訓 万葉集/を頼ります。

歌の前に
「大伴坂上郎女詠元興寺之里歌一首」とあります。
元興寺の里(ふるさと?)を詠んだ歌ですか。

古郷之 飛鳥者雖有
青丹吉 平城之明日香乎 見樂思好裳 (992)

ふるさとの あすかはあれど
あをによし ならのあすかを みらくしよしも

故郷の飛鳥はあるけど
奈良の飛鳥を見るのもいいものね
とかなんとか?!
かの女は故郷の飛鳥を恋しく思っているの?!
いないの!?
いや!やっぱり故郷をしのんでいるのでしょうね。

その昔は
この丘から故郷が見えたのでしょうか。
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ともかく!このあたりを
「平城(なら)の飛鳥」と呼んでいたようです。



丘の向こうの鷺池に降ります。
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浮見堂にひとひらの春もありません。

池の上の片岡梅林。
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ちらほら咲いている木もありますね。

年々梅の木に勢いがなくなっているような。
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気のせいでしょうか。



春日大社の石灯籠のこけを落として
新しい紙を貼っています。
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貼った端から食べているものがいますよ~!
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おいしいの?!

私も食べてみようかな。(冗談ですからね)
大昔!鹿せんべいを食べたことがありますが
全然おいしくはなかったような。

春日大社に鹿の顔の形の絵馬ができていました。
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(敬称略)
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