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森林植物園 メタセコイアの秋 [草のゆかり]

神戸市立森林植物園の西門の前。
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六甲山系は紅葉の季節です。
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入園してからとりあえず!
正門のほうに回ります。
おなかが空いているから。

「森のカフェ ル・ピック」で
「弓削牧場の」
「カマンベールチーズとハーブのサンド」
(税込み 600 円)を買いました。
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メタセコイアの紅葉の中でいただきます。
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チーズがおいしい。

メタセコイアと
ラクウショウが色づく林の中で
濃い緑色の大木があります。
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おなじ仲間なのに。
常緑樹のセコイアメスギらしい。

多目的広場につづくメタセコイア並木。
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この植物園はメタセコイアと縁が深そう。

先日!大阪市立自然史博物館で
「メタセコイア」
「命名 80 周年記念展」を見ました。
拙ブログ 2021/10/17

それを思い出すと
三木茂が日本の植物遺体(化石かな)から
発見した落葉樹をメタセコイアと命名し
論文を書いたのが 1941 年。

絶滅種と思われていたのですが
1946 年!
中国四川省(当時の地名)で
現存を確認されたようです。

1948 年にその苗木がアメリカに持ち出され
さらに1950 年に
アメリカで繁殖された苗が 100 本!
三木茂のもとに届いたとか。

そのうちの 3 本が
この植物園にきているのですね。

おなじクローンかも知れませんが
広場の周囲のメタセコイアの色づきは遅い。
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タンポポが咲いています。
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この季節ならセイヨウタンポポと決めつけ
通り過ぎようとしましたが!
カンサイタンポポじゃないですか!
帰り花と呼べそう。

俳人なら一句詠むところ。
しかし!私は廃人!
寂(せき)として声なし!
というより!なんにも考えていましぇん。

正門にもどり
カエデのトンネルをゆるやかにくだります。
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行く秋が
緑から赤へのグラデーションを演出。
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ドウダンツツジの赤!
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父が好きだった花木。
と!この木を見るときだけ
父を思い出す親不孝ものですが
妹なんかは知らないといいますから
記憶違いなんですかね。

断崖(!)の向こうの底が赤い!
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「もみじ坂」です。
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坂を降りれば長谷池。
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黄色い葉もきれいです。
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万葉時代には「黄葉」でしたか。



(敬称略)
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東福寺 紅葉 正覚庵 筆供養 [平安京有情]

京阪・JRの東福寺駅の西側の
琵琶湖疏水の横に
一軒家の喫茶店があります。
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古民家なんでしょうか。
屋号は
「Cafe January(カフェ ジャニュアリー)」
日本的でもないですが。
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私は土間の席に誘導されましたが
ほとんどの客が靴を脱いでいます。

結構!遅くまで
「モーニング」メニューがありました。
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「トーストモーニング」をいただきます。
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一番安い「モーニング」ですが
税込み 650 円!
しっかりした値段です。
私はランチ兼用にしなければなりません。

ゆでたまごの殻はついたまま
頭をカットして提供されました。
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金田一春彦が放送局の食堂で
朝食を摂っていたとき
膳にゆでたまごがついていたそうな。

いっしょに食べていた人のそれは
手違いで生たまごだったとか。

その人は知らずにそのたまごの殻を
むき出したのだそうな。

それを見て金田一は驚きました。

たまごには殻の下に薄皮があります。
だから!たまごはつぶれずに
半分ばかりむけたそうな。

それだけのことですが!ふしぎです。

どうして!
むいている本人は気づかないのに
横で見ている金田一が
生たまごと知っていたのでしょう。

この店のように調理場で
頭をカットすれば
生たまごを客に出すことはないのですが。



東福寺駅前から人の流れがあります。
南の東福寺につづいています。

三ノ橋川に架かる臥雲橋を渡ります。

この川はカエデの谷。
橋の上流に有名な通天橋があります。
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紅葉の谷です。

右岸は赤く
左岸はまだ緑色。
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真ん中あたりから見るとグラデーション。
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通天橋からこちらをながめると
もっときれいな谷ですが
そちらに行けば拝観料が必要。はは。



さらに南下すれば
東福寺の塔頭の正覚庵がにぎやか。
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普段は一般公開のない寺院ですが。

今日(2021/11/23)は
筆供養の日なんですね。
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筆塚の前に筆が集められています。
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筆神輿(ふでみこし)が
町内を回って帰ってきました。
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お稚児さんが可愛い。
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山伏!活躍中。
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煙を浴びると字が上達するそうな。
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法要が終わっても
まだまだ!筆を投げ入れています。
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裏山(!)で
野点(のだて)があるようです。
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せっかくの機会なので
裏山に入れてもらえば
紅葉がすごいじゃないですか。
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茶店ができていて
おでんやらそばやら売っていました。
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般若湯も。
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もっと早い時間にきたらよかったですね。



(金田一春彦著/ケヤキ横丁の住人/)参照
(敬称略)
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豚テキの白 10円のラーメン 雨のたたり [食い逃げ未遂]

雨の日のこと。

いつものように午前 2 時前に就寝。
まもなく!窓を打つ雨。
眠れません。

といって
スズメに起きろといわれて目覚めましたが。
しっかり寝ているじゃないですか。

雨はあがったようです。

ちょっと!そこまでと思って
傘を持たずに!鶴橋駅(大阪市生野区)まで
地下鉄(大阪メトロ)で行きました。

駅前の迷路のような
アーケード街をさまよって
帰ろうと外に出たら篠突く雨。
あわてて!おね~さん方と
コンビニに走り込み!傘を購入。
コンビニは同時に 4 本の傘が売れました。

自宅の最寄りの駅を出たら
雨は傘がなくてもいいくらいの霧雨。

1 度帰宅して!ちょっとゴソゴソしてから
また!地下鉄に乗り
駒川中野駅(大阪市東住吉区)を降りて
こまがわ商店街に。

年中!金欠で
趣味も道楽もなく
仕事嫌いで勉強嫌いで
なんといっても
友人がいないことが周知されているので
家のスプリングの壊れたベッドに寝ころんで
四六時中!エロ童話を考えているだろうと
思われがちですが
実際は雨の日も風邪気味の日も
暇さえあれば出歩いているのです。

ん!?
初めて見るような店舗。
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「トンテキ BUTAZIZO」!
「BUTAZIZO」?!
「豚地蔵」!?

「トンテキ」には
「赤」と「白」がありました。
どちらも税込み 750 円。

「赤」は赤みそのソース。
「白」は白みそのソースだとか。
「白」は「辛い」というので「白」を注文。
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ごはんは別売りでした。100 円。
みそ汁も別売り。注文せず。

生キャベツは
添えられたみそをつけて食べましたが
ドレッシングがあったようです。



アーケード街を歩けば
インスタントラーメンが 10 円!?
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8 個まとめたら 70 円。

賞味期限が切れているんですね。
切れていても
十分!安全安心な食べものは多い。

私見ですが
納豆は賞味期限が過ぎなければ
熟成が浅いような。

保管している冷蔵庫内は寒いですからね。

私は買ってから日を置いて食べています。
よいこはマネしなくてもいいですよ。



アーケードを出ると
ぎゃ~!
また!突然の大雨。

今度は傘を携(たずさ)えていましたが。
しかし!
穴が!穴が!
大穴があいている傘でした。
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東寺 弘法市 栗まんじゅう食べたい [平安京有情]

地下鉄・九条駅から出ました。

京都駅で降りるつもりが
ひと駅前あたりで突然!睡魔に襲われ
「落ち」てしまったようです。

年に 2、3 度
阪急や京阪で帰阪したとき
終点の間際に眠ってしまい
折り返し運転の客に
なりかけたりしていますが。

過労ですね。
ウソついてすみません。
ただのなまけものですね。

九条に着いてしまったから
しかたがない!降ります。
そのまま!逆に乗り換えたら
いいようなものですが
出たくなってしまったから
しかたがありません。

近くに「すうどん」を
食べさせる店舗がありましたね。

「すうどん」とは
当然ながら
「酢」の入っているうどんではありません。

「てんぷらうどん」や
「肉うどん」のようにすてきな具が
トッピングされたものではなく
なにものっていないうどん!
すなわち「素うどん」ですが。

関西ではだれもが知っていて
よく使うことばですが
メニューには関東流に
「かけうどん」または単に
「うどん」と書いているところが多い。

「すうどん」「すそば」の
メニュー表のある店で
「すそば」をいただきましょうか。

ん!?
行列ができています。
こんな大衆食堂で(失礼!)
午後 1 時半過ぎというのに。



なんだか街に人が多いのですが。
異様にも感じます。

西からずっと延びてきているような。
その西に数分たどればつきあたりに門が。
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東寺の慶賀門ですね。

東寺の境内も周辺もにぎやか。
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今日(2021/11/21)は
弘法大師の御影供(みえく)の法要。
弘法市が開催されています。
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2 年近く!新型コロナウイルス禍で
元気がなかったのですが
ほぼ!往年の弘法市になっていました。
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秋ですが
境内に紅葉する樹木はたくさんありません。
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探せばいくつかありますが。
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南大門あたりには
公孫樹(いちょう)があります。
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弘法大師は黄色い落ち葉が舞う中。
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五重塔も紅葉に包まれています。
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おなか空きました。
五平餅をランチ代わりにいただきますか。

ん!?
「びっくり」「くりまんじゅう」!
おいしそうじゃないですか。
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並びます。
なかなか順番が回ってきません。

向かいの「焼き栗」は
1 時間待ちなんていっています。

そんなに待つこともなかったのですが。
でも!食べる機会がなく
持って帰ってしまいました。
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あずきあんと栗片が入っていました。
1 個 120 円。
安く感じました。

五平餅は材料がなくなったとかで
タープをたたんでいました。

食べものの露店は
どこもよく売れたようです。
新型コロナウイルス感染の下火!
善男善女のみなさん!
開放的になって押しかけてきたのかな。



どこで買ってもおなじでしょうけど
売れ残りのビオラを捨て値で拾います。
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ある家の前に置いて逃げたくて。
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お茶をひいた阿弥陀池 涙の麻婆豆腐 [昼定食]

上方落語で有名な
和光寺の阿弥陀池(あみだがいけ)です。
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どこまで史実かどうか!
逸話や伝説がたくさんあるところです。

そのひとつに
「お茶を挽(ひ)く」ということばの
発祥の地と聞いたことがあります。

阿弥陀池は色街・堀江の真ん中。
堀江はついこの間まで
この間といっても
売春防止法の
罰則の施行日(1958/04/01)あたりまで
大阪(大坂)では 5 本の指に入る
性の狂宴の地だったらしい。

明治 38 年(1905)の
「堀江六人斬り事件」が有名です。
そのとき!
芸妓「妻吉」は両腕切断されたものの
生き長らえました。

後にかの女は出家し「大石順教」と名乗り
福祉活動に貢献しました。

たぶん!堀江は和光寺の門前町として
特に江戸時代ごろから栄えたのでは。

私の周囲には
この花街のことを語る人は少ない。
今!どうして
「性」のお仕事の匂いがなくなったのか
考察したものにも出会いません。



閑話休題。

その「お茶を挽く」ですが。

この色街では遊女(?)のことを
「茶立て女」といったらしい。

実際!抹茶を立てて出していたらしい。
もしかして!最初はホントに
茶店だったのかも知れません!門前町なら。
そのうち!体も出すようになったのかも。

でも!抹茶とは珍しい。
珍しいと思うのが間違いでしょうか。

TVや映画の時代劇なんかでも
永谷宗円(1681 ~ 1778)が
製法を確立したという緑茶ばかり?!
時代考証の誤り!?

それはまた!機会があれば考えるとして
そこで!客のつかない女性は
ひまだから!
または!罰として!
茶葉を臼で挽いていたらしい。

その茶葉が碾茶(てんちゃ)かどうかも
だれも教えてはくれませんが。

今!広辞苑を引いてみると
「お茶を挽く」の意味はその通りですが
堀江が発祥とは記述されていませんが。



近くに傘を置いている店舗がありました。
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順番待ちの人のための日傘ですか!
すごいですね。

「麻婆専門 永友」とあります。
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たしかに!行列ができていました。
まだ!正午にならないのに。

並んでみます。
待つ身は長い!?

食事を終わったおじさんが
歯をむき出して爪楊枝を使ったり
ゆっくり水を飲み出したり!
おまえは周囲の事情がよめないのか!?
さっさと出てこんかい!バカめ!
忖度(そんたく)しろ。

無難に「麻婆ランチ」(税込み 950 円)を。
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このいい香りは山椒でしょうか。

そのとき!誤えん!?
気管に入った?!

ごほ!ごほ!
ごえ~!ぎょえ~!

涙と鼻水がどばぁ~!

周囲がイヤがりますよね。
迷惑ですね。

この人!辛味に弱いくせに
こんなものを食べて!なんて
思われているのかも。

不快にさせないように
ぐっとおさえなければ。

人の忖度を
非難している場合ではなかったですね。

辛さはちょうどよかったのですが
いやぁ!参りました!
体中!冷や汗をかいて完食。

デザートに杏仁豆腐が出ました。



(大石順教著/無手の法悦/)参照
(敬称略)
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