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長谷寺の冬牡丹 法起院のはがきの木 [解語の枯れ尾花]

春の牡丹(ぼたん)の花で有名な
長谷寺(奈良県桜井市)に
季節ではないのに花がありますね。
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それも整然とわら屋根がいくつも並んでいます。
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「寒牡丹ですね?!」
アラフォー(around 40)のお局さまたちが
口々に私に問いかけながら
スマホのシャッターを切っています。

冬牡丹です。

私が冷たくいい放つのをとがめるように
「おんなじでしょ!」

違います。

「寒牡丹」は寒に咲きます。
「冬牡丹」は冬に咲かせます。

「やっぱり!おんなじでしょ!?」

違います。

だいたい!冬に牡丹の葉はありません。

寒牡丹も落葉樹ですから当然ありません。
でも!葉がなくても咲きます。
非常に頑強!
四季咲き性(!)とでもいえるのかな。

葉があるのは咲かせた牡丹です。
冬に咲かない牡丹を人工的に。
冬の切り花用に考案されたのかも知れません。
それを冬牡丹と呼んだのじゃないですか。

これもどこかで咲かせてきて
ほんの少し前に植えたのじゃないですか。
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落葉樹なのにこのたくさんの葉。
それに花がゆるくて大きい。

咲いている株元の土は
どの株元もみんな掘り返されたような色。

横の春咲きの牡丹は冬枯れのまま。
株元はまったく乱れていないでしょ。

あくまでも推察ですがね。



門前町にある法起院に寄りましょう。

はがきの木(多羅葉樹)がありますよ。

この木の葉は郵便はがきの語源とだけ
漠然と思っていたのですが
葉の裏に書くと
字が浮かび上がって消えないのですね。

ああ!境内の葉の裏には字だらけ。
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訪れた人が
願いごとを書いていたのですね。
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