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神戸北野異人館街 諏訪山動物園跡 [町道!街道!眠り未だ足らず]

北野天満宮から風見鶏が見えます。
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といっても
京都の北野天満宮ではありません。
神戸の港の見える丘・北野にある天満宮
北野天満神社とも書いてありますが。

裏から入って急階段を下りれば
正面の鳥居が風見鶏の館と同じレベルにありました。
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ここは神戸北野異人館街。
いつでも行けるところですから
いつでも行けると思いつつ
××十年ご無沙汰していました。

この坂だらけの街は昔もにぎやかでしたが
今は狂騒なんてもんじゃないですね。
特定の曜日と時間と天候とが重なれば
神戸駅の通勤ラッシュ並みだとか。

この日はウェディングドレスで走っている花嫁。
文金高島田で立っている花嫁。
異人館の中庭にぎっしり居並ぶ人の中の花嫁。

花嫁の見本市みたい。
うらやましくありませぬ。



喧噪(けんそう)から逃れるように
異人館通り(山本通り)を西に歩きます。
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「ブラジル移民発祥之地」の碑がありました。
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1928 年ここに国立移民収容所が開設されたのですね。
ブラジル等海外に移住する人は
ここで最後の日々を過ごしたらしい。

建てものの名前は変遷しているようですが
(今はとても長い名前ですので覚えていませんが)
ほぼ当時の写真のまま!健在ですね。

1 階に「移住ミュージアム」と名づけた
資料の展示がありました。
無料です。



諏訪山公園に上ります。

お転婆たち。
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なんだか洋風な顔立ちのこどもたちばかり。
神戸らしいのかな。

そういえばほんのこの間まで
小学生たちを連れて歩いていたこともありましたね。
前の相棒のアラフォー(around 40)おね~さんは
(昼間は)生真面目な人だったから。

それで感じたのですが
女の子は概して大胆
男の子は総じて小心もののワルがきでしたね。

ここでも女の子たちは
かなり危険と思えることを繰り返していました。
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下の地面になにかしかけが。
弾力があります。
最近の公園はお金がかかっていますね。



ここに動物園があったらしい。
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こんなぐあいに。
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現代の動物園のイメージから見ると狭いですね。
でも!象だっていたのです。
紀元 2600 年(昭和 15 年)ごろは大盛況だったらしい。



公園に「金星観測記念碑」がありました。
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明治 7 年(1874 年)のこと。
フランス人天文学者たちが
ここで太陽の前を横切る金星を観測したのだそうな。

丸い輪が太陽。
金星は点で示され
その軌跡とともに石に刻まれているとか。
風化してよく分かりません。



え?!
孫文の隠れ家のあったところですって!?
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にゃんこが教えてくれました。

映画「宗家の三姉妹(宗家皇朝)」で孫文が
たしか!日本に逃げてくる場面があったと思いますが
このあたりが描かれていましたのやら忘れましたが。

今から 100 年前のことですね。



下りて山本通りに面した小公園に
ああ!紀元 2600 年のころの碑が。
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明治天皇が小休止したところという記念碑。

散歩中のおじいさんがいうことにゃ
「ここでおしっこでもされたんでは」
「それがありがたいこっちゃ!と思った時代でしょうなぁ」

いつのはなしですか。
碑の建設時は
明治天皇没後からでも 30 年経ていますよ。

大変な時代がありましたね。

常識も正義もわずかな間にふわふわ!くるくる。
風に吹かれるかんなくずみたい。
軽い!軽い。



遠い日!夕焼けが暗くなっていく心細い道。
遠くでだれかが歌っていた歌が
なぜか!ふと!よみがえります。

  消そうよさっぱり このご神灯
  屋号も影も 意地だけじゃ
  ああ これでいいのさ 残侠小唄
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