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猛暑の白昼に火祭 ほうらんや火祭 [猫も歩けば棒立ち]

近鉄・坊城駅で降りました。

曽我川のほとりに奇妙なものがあります。
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集落の中にもあります。
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周囲は青竹。
頭にはナタネの種を取った後の茎。
それに笹。竹の枝かも。
中心はワラ(藁)だとか。

これは松明(たいまつ)でした。

ほうらんや火祭(2015/08/15)の松明です。
神聖なものなんですね。
頭部と胴部に幣(しで)があります。

正午を過ぎてから
その松明がかつがれて
春日神社(橿原市東坊城町)にやってきました。
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大きいの 4 個
小さいの 2 個そろいました。
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大きいのは 400kg 前後あるそうな。

まず!小さいのから点火されます。

各地区どういう順番か知りませんが
大きいのは!再び!ひとつずつかつがれて
境内を 1 周してから
頭のナタネ殻に点火され
2 周練り歩きます。
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私の陣取った位置は常に松明の尻側でした。
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境内の真ん中に立てて燃えるにまかせます。
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最後に私たち野次馬にも
日本酒がふるまわれました。
いい神事です。あは。



曽我川に沿って下り
八幡神社(橿原市東坊城町)に回ります。
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こちらでは 15 時過ぎてから
やはり「ほうらんや火祭」が催行されるとか。

まだ!時間がありますね。
観客のなん人かが境内から出て行きます。

明治 11 年創業の
有名な「だんご」を買いに行くのだそうな。

神社のすぐ横にそのだんご店はありました。
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たいそう立派な店舗です。
祭のためかどうか知りませんが大にぎわいです。

表のサンプルに
だんご 2 本皿にのって
1 本 70 円税込とあります。

それ!ください。

けんもほろろ!
鼻であしらわれました。

奈良のことばと
ニュアンスがよく理解できませんが
「箱で大量に買わないのなら帰って」
ということかな。

サンプルを見てしまった私が
みみっちくて悪うごぜ~ました。
お忙しいのにすまんかったのぉ。



3 時過ぎたら
各地区から大きな松明がやってきました。
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大きいのが 6 個
小さいのが 3 個そろったようです。
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こちらも同じように
点火して境内を 2 周するんですね。

げ!
危ない!熱い!
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今度は松明の頭側!
陣取って座り込んでいるすぐ上を!

もし!こけたり
分解したらどうすんのよ!

場所を替えます。
替えても!立っていても大変!熱い!
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こちらは境内が広く
松明も
1 基あたりそれをかつぐ人も多く
見物する人もたくさん。

それに比例して
マナーの悪過ぎる
どシロートカメラマン!
自称・芸術家の多いこと!

道徳を忘れた主にじいさん・ばあさんたち!
私がこの国の将軍なら
松明を上にのせていっしょに
燃やしてしまうでしょう。

日本はこずるいものが
大きな顔のできる天国になりました!
大戦が終わって 70 年!どうしましょう。

憤慨しているうちにおしまい。
最後に小さいのに点火。
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最後までいたけど
こちらはふるまい酒なし。はは。



春日神社と八幡神社の火祭がずれるのは
神主さんが同じだからだそうな。

400 年つづいているという
「ほうらんや火祭」ですが
「ほうらんや」の意味は分かりませんでした。

それに暑い季節の日中に火祭とは!?
雨乞いでしょうか。

「ほうらん」が「放らん」なら
虫送りかな。

今は
「みなさんの無病息災を祈念して」
といっていましたが。
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