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南御堂 盆踊り 2015 [わが街・大阪ブギウギ]

夏の終わりですが
盆踊りです。
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盆踊りは男女出会いの場です。
浴衣姿の男女は開放的です。
無防備です。

アメリカの性犯罪を調べた
ジーン・マックウェラー著/
レイプ<強姦>/権寧訳/によると。
「無防備」が久米の仙人さえも落とすのでしたね。
拙ブログ 2015/08/25

盆踊りの夜はデキてあたり前です。
デキてください。

真宗大谷派難波別院です。
なんていっても不親切なような。
通称の南御堂といった方が分かりやすいかも。
「お東さん」の大阪の拠点です。

南御堂の盆踊り(2015/08/27・28)です。

曜日に関係なく毎年 27・28 日です。
親鸞の月命日が 28 日だからでしょうね。
逮夜(前夜)から踊るのですね。

親鸞と呼び捨てにしてすみません。

ですが!偉人ですから呼び捨ててこそ
サイコーの敬意だと思うからです。

なまじ「さん」や「ちゃん」をつけたら
隣のおじさんを呼ぶのと同じになるじゃないですか。
親鸞を隣のおじさんまで引き下げてはいけません。



毎年
うちわと屋台の食べものの引換券が
私たち野次馬(?)にも配られます。
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それで串カツ(400 円)をもらってきました。
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缶ビール(350 円)は仕方なく自前です。

この前にあった
「花屋」(フラワーショップではない!)の離れで
芭蕉は一期を終えました。

今は御堂筋という広い道になっているので
この境内に最終吟の碑が移されていますが。
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「旅に病で夢は枯野をかけ廻る」

暮れなずむ碑の前でビールをあおるなんて!
私のいいかげんな人生に乾杯。



プログラムを見ると
北から南までの唄が流れるようです。
北海盆唄とか真室川音頭とか炭坑節とか
20 曲あまり。

盆踊りに適した唄があるんでしょうね。
今どきのはやりの唄はないようです。
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大変な人出ですね。
規模の大きさでいえば
大阪市内では上位に入る盆踊りでしょうか。



焼きそばのいい匂いが流れてきます。
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ウスターソースの焦げる匂い。
どこの縁日でも出会う匂いですが。

いつごろからあったものでしょうか。
そんなに古い食べものでもないような!
そんな気がするのですが。

遊廓遊びが 3 度のめしより好きという
作曲家の小林亜星の書いた
あざみ白書という本があります。

全国の岡場所・赤線地帯を
自らの体(!)を駆使して探究した大記録です。
だいたい
昭和 30 年(1955)前後のはなしです。
ま!昭和 33 年(1958)に
売春防止法の完全施行と学校で習いましたから
それまでの記録でしょうけど。

その中に「ソース焼きそば」が出てきます。

「50 円出せば」
「ソース焼きそばとチュー 1 杯にありつける」

昭和 32 年(1957)鳩の街のチンケ横丁でのこと。

「(ソースの)焼きそばが食べたかったなあ」

昭和 31 年(1956)
24 歳の小林と
武蔵新田遊廓の 18、9 歳くらいの遊女が
昼の日中にデートしたときのこと。

ソース焼きそばは
半世紀前にはフツーにあったのでしょうか。

ところで
廓(くるわ)の外でデートができたなんて
珍しいことですよね?!
この本に 45 か所の悪所(!)と
45 人の女性 とのエピソードがつづられていますが
さすがに!このときだけですね。



(敬称略)
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