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茨木市ごみ溶融炉 番田井路 [工場見学]

稲田の中に高い建てもの。
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反対側に回り見上げれば「茨木市」とあります。
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大昔!大阪にきた当初
しばらく住んでいた市なんですが
睡眠に帰っていただけなので
市のことはなんにも知りません。

1 番高いものは
50m を越える煙突のようです。

「茨木市環境衛生センター ごみ処理施設」ですね。

ごみはトラックスケール!プラットホーム!
ごみピットと回って
ごみクレーンでつかまれて
溶融炉で燃えていました。
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ま!説明を聞いただけで
よく理解している訳でもないので
溶融炉の 1 部分を見てもなにがなんやら。

よく分かりませんが「溶融炉」なんですね!
焼却炉じゃありません。

これがすごいことのような気がします。



私の住んでいる大阪市では
あれこれ分別してごみを出せと
エラソーにいわれています。

だいたい自治体はけしからんところが多い。

府下の自治体の中には
庶民が分別して出したごみを別々に回収して
処分場で
いっしょにしているところもあると聞きます。

意味ないじゃん。

それは「市民を啓蒙するため!」なんて
上から目線だけでいうお役所もあるそうな。
「お前らに啓蒙されるために」
「分別させられてたまるかい!」
なんていう人もいないのでしょうか。

ところが
溶融炉には燃えるごみも
燃えないごみもいっしょに入れていいのですね。

50 年使ったフライパンでも
夫婦げんかで飛んで割れためおと茶わんでも
いっしょに放り込んでもいいようです。
便利です。

みんな高温で溶かしてしまって
それで炉の底から鉄とスラグを取り出すらしい。
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それを!もちろん再利用しています。

鉄の精錬と似ていますね。

残りはガスだけかな。

ガスはボイラーで完全燃焼させて
熱と煙になるようです。

熱は「発電」と「暖房」などに利用できますね。

トイレにも温水の出る水栓がありました。
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溶融炉が全国にどのくらいあるのでしょう。
わが大阪市はラブホテルのような
品の悪い建てものを造ることだけに一所懸命で
情けないかぎり。(拙ブログ 2010/05/21



ごみ処理施設の横の川。
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なんという不思議な構造でしょう。

玉川と番田井路(ばんだいじ)を分けているとか。

ますます奇怪な!?

淀川が北の方から南に流れています。
その西側に芥川があります。

その間の番田地区は
低地で悪水(!)がたまって困っていたそうな。

豊臣秀吉のころというので
気の遠くなるほど昔から
その対策にあれこれ腐心していたのですが
元禄 13 年(1700)には
芥川を伏せ越す水路(番田井路)を掘削したとか。

伏せ越しですか。
逆サイホンですね。

芥川の川底に水路を設けて
川と川を交差させたのですか。

すごいことを考えますね。

伏せ越した悪水といわれる水を
玉川に導いたのですが
玉川を利用している住民が怒ったようです。

それで川の中に境界の壁を造って
水が混ざらないようにしたとか。
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感心しますね。



ゆく水の とまらぬこころ 持つといへど
をりをり濁る 貧しさゆゑに    牧水
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