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かんてきや要の松花堂 水の都の古本展 [昼定食]

南北に流れる御堂筋から
薬問屋の街の道修町通りを東へ歩きます。

古そうな家があります。
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明治・大正時代の建築物なら奇跡です。
先の大戦で大阪は焦土と化しています。

表にランチの看板が出ています。
料理店ですか。
「かんてきや 要(かなめ)」でした。
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今日は少しおごって
ここで大名気分のランチにします。
ま!そんなに大げさなこともないですけどね。

靴を脱いであがり
靴下の破れを隠して内股歩きで
掘りごたつ形式の個室に入ります。

1 日限定 20 食という
「日替わり松花堂」をいただきます。
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それが一番安価だったからですが。
税込み 1,080 円。

人間がちまちましているのでこんな
松花堂やら幕の内弁当のような
少量多品種の食事が好きです。

お銚子 1 本でも欲しいところ。
ま!だれかがいたら注文するかも。



船場の「背骨」の三休橋筋を北上。
土佐堀川に架かる
栴檀木(せんだんのき)橋の向こうは
大阪市立中央公会堂。
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中央公会堂で「水の都の古本展」が
開催(2017/02/21 ~ 24)されていました。
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古本展は分かりますが
「水の都の」とはなんでしょう。

ま!私の感性では
なんの変哲もない古書展でしたが。
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もっといえば古本市でしたが。

ふと手に取った本にしおり(?)が。
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じんちょうげ?!
なにも不思議ではないと思ったのですが
裏を返したら!
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だれかがだれかに出したはがきを
切り抜いたものらしい。

読むとはなしに読むと。

「自らを疑ひて」
「自らを少し知る」
「そのくり返しを今に、、、」

ほ~っ!
なんのはがきだったのでしょう。

買ってきましたがね!その本を。
税込み 200 円。
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大阪城梅林 満開近し [解語の枯れ尾花]

JR森ノ宮駅前の公園。
ここも大阪城公園の一部ですか。
数日前に
梅林の「満開近し」の
花だよりが出ていましたが。
ということは!もう満開になっているのかも。

忙しい身ですが(ウソついてすみません)
大阪城の天守閣のほうに
すなわち玉造口に向かいます。

ん?!
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蓮如や証如の石山(大坂)本願寺をしのぶ
「南無阿弥陀仏」の石碑の裏。
こんな休憩所(?)ありましたか。

あ!
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木の株に屋根が架けられていました。
「蓮如上人袈裟懸之松」だとか。

蓮如がけさをかけた松?!
なんでもありがたいもんですな。
もっとも!その松は枯れて
株も消えかけていますが。

立ち入り禁止の場所だったのなら!
ごめんなさい。

内堀の東にある雁木坂(がんぎざか)で
上からのぞけば梅林が広がっています。
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梅林の中のショップが。
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「うどん」なんかあったような気がする売店が
コンビニの「LAWSON」に変わっていますね。
駅やらいろんな施設のショップが
コンビニに変わっている昨今です。

梅は咲いてはいますが。
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オオシマザクラやソメイヨシノの桜のような
どハデな花ではないのでしょうけど。
まだ!満開の宣言が出ていないのかな。
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「今朝(2017/02/21)小雪が舞っていた」と
コンビニのおばちゃんがいっていました。
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梅の花に雪はつきもの!?
漢詩ではそうらしい。

有梅無雪不精神
  うめありて ゆきなければ せいしんならず
有雪無詩俗了人
  ゆきありて しなければ ひとをぞくりょうす
薄暮詩成天又雪
  はくぼ しなって てんまた ゆきふる
与梅併作十分春
  うめとあわせなす じゅうぶんのはる

梅花と雪と詩のみっつがそろって春だという
南宋の盧梅坡の詩。

俳句歳時記を見ると
「梅花」は春の季語になっていましたが
漢詩の世界では冬の題材なんですね。
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青屋門から退出します。
ふり返れば天守閣がありました。
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日向ぼっこでしょうか。
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鷹匠の鷹かな。(拙ブログ 2014/11/03

仲間同士の争いは少なく
とても人間になれやすい種と聞いた
アメリカ大陸のハリスホーク種のような。
間違っていたら!ごめんなさい。

なぜか!うさぎといっしょですが。
うさぎがちっとも怖がっていませんが。

三寒四温の季節。
芭蕉の晩年の句に

むめ(梅)が香に 追ひもどさるる 寒さかな

というのがありましたが。

これ!梅の香に寒さが追いもどされて
こちらにくるというのでしょうか。
それとも!遠くに行くというのでしょうか。



(漢詩訓読みは)
(石川忠久著/冬の詩一〇〇選/参照)
(敬称略)
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ハイキングの案内です [蛇足ながら]

「歩いていますか」
「明日どこに行くんですか」

めったに会わない人が聞いてきます。
道なんかで遭遇したら。
特に夜のネオン街では顕著に。

私はハイキングしか能がないのか!
ま!ないんですけど。はは。
それもいいかげんなハイキングですけどね。

「つぎにみんなで行く計画を教えて」
という人も多数。
「ぜひ参加したい」とか。
それでたいてい携帯している
「案内書」を渡します。
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ま!そんな人はまず!こないですけどね。

私が飲んだ記憶がない某スナックのママが
「あんたのちらしで盛りあがっていたよ」
なんて聞いたりすると
案内書も少しは
頑張って作ろうかなんて思ったりして。はは。

ハイキングは!
ま!旅行でもイベントでもそうでしょうけど
本番まであれやこれや考えたり
はなしあったりするのも
ハイキングのうちでしょう。

終わってから思い出すのも
ハイキングのうちでしょう。

じゃ「お知らせ」は
少しでも興味を引きやすいように
しかも!分かりやすく!
それでいて!予備知識は豊富に!
テンションを高められるように!
書きたいものですが!
なかなかそうはいきません!
センスがないものには。



案内作成にはとりあえず!
知っていることをみんな書いてみます。

消していきます。
不要と思えるものをどんどん消していきます。
やがて!なんにもなくなります。はは。

あれこれ復活させて並び替えてみます。
視線の流れるほうと逆に
しがらみになっているような画像は
差し替えたりするのですが
そんなに画像のストックがないので
反転してみます。
やっぱり消します。

眠くなって!寝ます。
最近!眠くなる回数が多く
1 枚しあげるのになん日も放っておき
「つぎのはまだ?!」なんていわれたりして。

月に 2、3 度催行するときには大変です。



「ユニークなリーフレットですね」
なんていうエラそうな人。
「ユニークな」ということばは
「へたくそめ」と同義語かも。はは。

私はデザインの専門家じゃない!
ただ!楽しく読んでもらいたいだけ。

おふざけのギャグや
狂歌を思いつくまま書いてみます。
おふざけはけっこう得意(?)です。
最後にこのコースに
一番適していそうなものを残します。

あんまりたくさんのお遊びを入れると
めりはりのないお知らせになってしまいます。

骨董品の
「Windows XP」「デスクトップ」パソコンが
「案内」書きほぼ専用になってしまい
「Microsoft Word」の
「2003 年版(1997 年版かも知れません)」で
書いています。

「遅れ過ぎてやいませんか」
なんて少し口元をほころばせていう人。

「Excelとか他のソフトのほうが」
「書きやすいんじゃないんですか!」
なんてさとすようにいう人。

そんなもんですかね。
試してみると!しかし!
どうもとまどうことばかり。
20 年以上「Word」でやっていますからね。

思いついて「Microsoft Word」の
最新版を立ちあげてみたら
機能が増えていますね!当然ですが。

ま!「2003 年版」にもどります。
慣れないものには
アイコンを探すだけで時間がかかります。
余分に気をつかうこともありません。
ボランティアなんですから
稚拙でも怒る人はいないでしょう。



「案内書!?いらん!」
「集合の時刻と場所を」
「うちのか~ちゃんに知らせておいて」
なんていうおじいさんも。

スケジュール担当は奥さんらしい。
「行き先もなんにもいらん!」
「弁当がいるのならそういっておいて」

「いいちこ(焼酎)1 升の紙パック!」
「お金が 5 千円!」
「いや 1 万円くらいいるといっておいて」

いえません。

ハイキングが終わった後の
反省会ばかりに期待していますね。

「足が細くて長い!」
「若い女性のいる店!知らんですか?!」
細い足フェチのおじいさんです。
ちなみに奥さんの足は
見た目にはとても頑健そうです。
くるまにひかれたのに大丈夫だったそうです。
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馬見丘陵の梅 かすうどん 花酵母の焼酎 [昼定食]

白梅は咲いています。
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奈良県河合町の馬見丘陵公園。
もっとも今立っているところは河合町でも
ちょっと東に歩けば広陵町。
町の境界線が複雑にからみ合っている公園です。

蝋梅(ろうばい)の季節は終わりごろ。
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蝋梅の種類は多く
秋からなにがしかの蝋梅が咲いていますが。

こちら側だけ
葺石(ふきいし)が復元されている
ナガレ山古墳は季節に関係なく同じ顔。
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バズーカ砲みたいなものを抱えた人たち。
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カメラじゃなく望遠鏡?!
バードウォッチングのグループですか。

いつきても
花でいっぱいだったような気がしますが。
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さすが!冬季には
花芽も球根も眠っていますね。



冬枯れの向こうに「長龍」が見えます。
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そちらの広陵町のほうに向かえば
寺戸北の交差点のそばに
面白い意匠の店舗が。
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屋号は「みねちゃん」!
居酒屋でしょうか。
ランチに
「ホルモンうどん定食」があるのですか。

あちこちの
「ホルモンうどん」を食べてきましたが。
兵庫県の佐用町や
岡山県の津山市のそれは
焼きうどんでしたが。
大阪市の通天閣の下のそれは
かけうどんでしたが。

残念!
今日の仕込みにホルモンがないそうな。

すすめられるままに
「かすうどん定食」を。
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食後のコーヒーつきで税込み 850 円。



「長龍」の広陵蔵で
米焼酎の「吟の薫」を買って帰ります。
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720ml 瓶が税込み 1,296 円。

私の普段飲みの焼酎からすれば
非常に高価ですが
この香りがたまらん!
香りに酔います。

「花酵母」!低温発酵!
粕取り焼酎でもあります。
先の大戦後に闇市を席巻したという
怪しげな「カストリ」じゃありませんよ。



近鉄・田原本線の箸尾駅に向かっていたら
住宅街の中にすてきな寺院を発見。
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大きくはありませんが(失礼!)
なんと清楚な。

町の中の寺社は
境内を駐車場にしているのをよく見ますが。
それも仕方のないことかも知れませんが。
そんな金儲けには背を向けています。

大隠は朝市に隠る(たいいんはちょうしにかくる)
そんなことばを思い出される冬です。
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洛北・岩倉 松茸山誕生?! [草のゆかり]

京都市営地下鉄・烏丸線の終点の
国際会館駅を出ると
北から南へ岩倉川が流れています。
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高野川の支流かな。
やがて鴨川になり
桂川に!さらに淀川になって
海に紛れるのでしょうか。

川沿いをさかのぼれば
叡山電車の岩倉駅。

近くに岩倉具視の幽棲旧宅があります。

「岩倉」がよく出てきますね。
このあたりは
岩倉村と呼ばれていたようです。

山住神社。
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社殿がないような。
石座神社旧地とあります。
石座は磐座(いわくら)のことかも。
奥に神さまが降臨する巨岩があるのですね。

それからこの地の名
岩倉がついたのでしょうか。

権土池(ごんどいけ)のそばに
「岩倉具視公加恩の池」の碑がありました。
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岩倉具視が貧しい下級公家から
明治の元勲といわれるほど出世したとき
幽棲中に世話になったお礼に
300 円という大金を村に贈ったのですね。

村人はエラいですねぇ。
その金子でこのため池を造ったのですか。
飲んで食べて
ちゃんちきおけさを踊って暮らそうとも
思わなかったのですね。

近くに
村中の男女が夜通し組んずほぐれつで楽しむ
大原の江文神社の雑魚寝(ざこね)の
風習がありますが(拙ブログ 2015/12/03
年に 1 度なんてケチなことはいわず
年中!雑魚寝をしようとも
思わなかったのですね。

私の考えとはたいそう違いますね。



いつのまにか岩倉川は見失い
繁見峠(しげみとうげ)まで歩を進めました。

山小屋?!
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ちょっとラフですね。
喫茶はできても暮らすには
中にテントを張らねばなりませんか。

あ!休憩所ですか。
「まつたけ山復活させ隊」というグループの!

お!
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仰げば松の木ばかり。

盆栽の文人作りのような松の高木が
まばらにありますが
その下は松の小さな木だらけ。

松山に上ります。
赤松ばかりですね。
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やっぱり!
「松茸」の発生を夢見ているのですね。



「松茸」とは!
難問ですね。

キノコはどこでも発生していますが
私が見ている多くは「腐生」でしょうか。
キノコは光合成できないので
命を終えた動植物の有機質を分解して
利用しているのですね。

この類は人工栽培が可能で
野菜の値段が高いときにも
安定した価格で重宝していますが。

生きた生物から
強引に栄養分を奪うキノコもありますが。
それで真っ先に思い出すのが「冬虫夏草」!
昆虫に寄生して
宿主を殺してしまいますが。

白土三平はカエル(蝦蟇)に生える
冬虫夏草を描いていました。
さらに人間に寄生した冬虫夏草も。
これが不老不死の妙薬かも知れない
「肉芝」の正体?!

それよりやっかいそうなのが
「共生」のキノコ!
動植物と互いに
栄養分をやりとりしているもの。
マツタケ!ハツタケ!アミタケ!コウタケ!
これらの人工栽培は大変でしょう。



松茸は
近畿・中国地方に良質の産地がありました。

地質条件と気象条件が適しているような。
さらに人的条件があったようです。

私が大昔
友人の家が管理している山やら
知らずに(ホントは知っていたかも)
紛れ込んだ山やらで
番犬に追いかけられながら考えたのは
松茸は人が増産させてきたような。

松茸山は里山でもあるような。
常に薪(たきぎ)拾いをして
山の表土が明るく
腐葉土が深く積もっていないほうが
成長にいいような。

人口が集中していた関西では
燃料が不足して
いつも山の柴刈りが行われていて
松茸の増産に寄与していたのでは。

赤松林のあまり混み合っていない樹々の間で
春にツツジがほほえむようなところに
秋に松茸が生えているような幻想が
今もあります。



思い出しました。
松茸酒。
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270 種を越えて
数百本の果実酒・花酒・薬草酒を
作っていたことがありましたが
ある事由で(ま!いいかえれば夜逃げですが)
みんな捨てましたが
なぜか!この松茸酒は持って出ていましたね。

丹波産松茸 50g
ホワイトリカー 35° 800cc
氷砂糖 1 片と書き記しています。

◯十年!封を切っていません。
どんな味でしょう。
いつかあなたと開けてみたい。



(森林微生物研究会/マツタケ・人工増殖の試み/)
(日本きのこセンター編/やさしいきのこ栽培/)
(白土三平著/いしみつ 冬虫夏草の巻/参照)
(敬称略)
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