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大阪のドバトは花泥棒 [手のひらを太陽に]

百花繚乱の 4 月です。
花泥棒が横行します。

大阪のいわゆるおばちゃんの多くには
花を盗んでも罪の意識が皆無です。

長居公園でせっせと
シャガの花を摘んでいるおばちゃんが
注意するおじさんに逆切れしていました。

困ったもんです。
見せしめに死刑にしたらよかんべ。

よく考えたらシャガなんて 1 日花でしょ。
摘む価値があるのかどうか。

つぼみのあるものを摘んでいたのでしょうか。



わが家の庭(!)の桃ケ池の
桜(ソメイヨシノ)の花は少なくなりました。
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股ケ池が
桃ケ池と名を変えてから
さかんに桃(花桃ばかりですが)を
植えられるようになってから××十年?!

桃の木は疲弊して
近ごろは元気な花を咲かせなくなったと
ぼんやり思っていたのですが
今年は色の濃い遅咲きの花が
公園中にたくさん咲いているのが目立ちます。
桜と季節が逆転しているような。

今でも十分お花見ができますよ。

ん?!
頭上がなにやら騒々しい!

わぁ!
ドバトが団体で暴れています!?
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このとき 5 羽を数えましたが
見ていると 2、3 羽飛んで行ったり
新たにやってきたり!落ち着きがありません。

盛りは過ぎたとはいえ
まだソメイヨシノの花はあります。

盗蜜!?
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日暮れどきでもあり
動きがせわしなく!よく分かりません。



先日!山行途中で
ヤブツバキの花にやってくる小鳥たちを見ました。

盗蜜ですね!なんて知ったかぶりで
同行のアラフォー(around 40)の
おね~さんにいっていたら
「盗蜜じゃないようですよ」と
通りすがりの老夫婦にレクチャーされました。

「吸蜜」だそうな。

メジロやヒヨドリは吸蜜!
花を壊さないで蜜を得られるのだそうな。
しかも花粉を運ぶので花と良好な関係。

スズメやシジュウカラは
花粉を運ばないので盗蜜!?



すると!ドバトはなんでしょう。

まだ残っている花びらを
食べているのでしょうか。

やたら!
花柄をくわえて首を振っているような。

ソメイヨシノもその木の性質(?)とか
付近に花粉が多い他種の木があるなどの
環境とかによっては結実しますよね。

その結実したばかりの子房を
食べているのでしょうか。

ドバトの下の地上には
気のせいか花柄ばかりが散っています。
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スズメの盗蜜の現場には
根元をかじられた花ばかりです。
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まったく様子が違います。

桜の花にとっては
どちらにしても歓迎しないことかも。

悲しいはなしです。



世の中!悲しいことが多過ぎますね。

でもね!

無駄な愛情などと口にしてはならぬ
愛情は決して無駄にはならぬ
愛情の流れは他人の心を養わずとも
源に返って
降る雨のように回復の水で
その源を充たすのである

忍耐せよ
愛情の事業を成就せよ

「哀詩 エヴァンジェリン」に
書いてありましたが。

分からん!
心身共に貧しいものには。
でも!冒頭の暴言を訂正します。

もっと愛情を持たねばなりませんね。
ソメイヨシノは平然と
みんなに愛を与えているではないですか。

花泥棒のおばちゃんにも愛を。
死刑はやめて
体中の敏感なあたりに
せんたくばさみを百個はさんで
市中引き回しにしましょう。



(ロングフェロー作/斎藤悦子訳/)
(哀詩 エヴァンジェリン/を参照しました)
(敬称略)
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