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商店街消滅? カトルフィッシュサンド [食い逃げ未遂]

あれ?!
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玉水メモリアルホール(玉水記念館)では!?
向こうにはっきり!くっきり!

こんなさっぱりした風景でした?!

突き当たってふり返ると。
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ここに肥後橋商店街(大阪市西区)が
ありませんでしたか。

横に昭和 10 年(1935)建築で
国の重要有形文化財の金光教玉水教会会堂が
たしかにありますから!そのはずです。
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玉水メモリアルホールの警備の人に尋ねます。

“ アーケード!ありませんでしたか?”

「ありました!この前まで」

昨年の暮れ(2015/12)か今年早々かに
解体・撤去したのだそうな。

私の記憶では
「日本一短い商店街」とかいう看板を
掲げていたのですが。

でも!長さが 79m もあったのですよ。
どんな定義でいっていたのか知りませんが
もっと短い商店街も
アーケード街もあるでしょう。

勝手に名乗っても
法律には触れないのかも知れません。

「市道になりました」

そうなんですか。
前はなんだったのでしょう。
そういえば!タイル敷きの道だったかも。
アスファルトが妙に新しいですね。

金光教の会堂とともに古い商店街だったのですが
社会情勢の変化にさらされています。



西にとぼとぼ歩いていると
柔らかく芽吹いている大木が。
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細い路地の中。
ビルとビルにサンドイッチされていますが。

大きなイチョウ(公孫樹)ですね。
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根元はおとながふたりで抱えるくらい。

こんな都会の中に
よくまぁ生き残っているものです。

根元に祠(ほこら)があります。
お地蔵さまでしょうか。



路地の突き当たりに
これまた歴史がありそうな
うどん店と喫茶店がありました。
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地元の人じゃないと分かりませんね。

カトルフィッシュカツサンド?!
そんな置き看板の喫茶店
「ビクトリー」(大阪市西区江戸堀)にて休憩します。

L形になった店舗に
ふたり用のテーブルが 8 卓。
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広いとはいえませんが
創業 87 年?!
レトロ感いっぱい。

カトルフィッシュカツサンドと
コーヒーのセット。720 円
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カトルフィッシュはイカ(烏賊)ですか。
イカの 1 種ですね。
それを揚げていました。

カトルフィッシュの「カトル」を
「カルト」と読んでしまい
妖しいドキドキ感で
勝手に高揚していましたね。

教養のないものは
脚本にないこっけいさを表現できます。

ランチタイムが終わったのか
忙しい人はみんな出て行ったようです。

路地裏の隠れ家ですね。
表通りに出れば騒音のるつぼなのに
静かな落ち着いた店舗。

非生産性の生きもの(わたくしめにございます)が
100 年前からぼ~っとしているように
ふと思い出してコーヒーをすする午後。

100 年分のバチがあたりそう。
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