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住吉大社夏祭 神輿の洗い方 [わが街・下駄ばきドドンパ]

住吉大社の神輿渡御(みこしとぎょ)は
例年 8 月 1 日に大和川を渡って南進し
堺の宿院に行き
大阪の夏祭りの掉尾(とうび)を飾ります。

その前に
神輿洗神事(みこしあらいしんじ)が
催行されます。

昔は住吉大社のすぐ前に波が寄せていたはず。
神輿をどう洗うのか知りませんが
いずれにせよ簡単に洗えたことでしょう。

昔といっても大昔です。

神功皇后摂政 11 年に鎮祭!
つまり創建としていますが
その日本書紀の数字をどう扱うか
にわかに結論は出ないものの
飛鳥時代には確実に存在していたそうですから
1,500 年以上の歴史がある神社と信じましょう。



夕刻の 5 時過ぎ(2016/07/18)
夏の陽はまだ明るいとき
反橋(そりばし=太鼓橋)をにぎやかに渡る若い衆。
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ま!若くなさそうな人もいますが。
「住吉 神輿会」の人たちかな。

急いで境内に先回りすれば「神輿会」は
4 宮ある御本殿の一番奥の
第一本宮に向かっています。
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第一本宮の前に黄金色の神輿が座っていました。
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「発輿祭」とかを催行していましたが
遠くにいるやじ馬にはよく分かりません。

やがて神輿にとりついた男たち。
神輿を頭の上に差し上げた!
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なんトンの重量か知りませんが
人間の力もすごいものです。

揺すぶって!なん度か回って!
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西!すなわち海の方向に走り出しました。
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反り橋を上るじゃないですか!
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反り橋は神の!
神だけの!道だと私は思うので
当然!渡らねばなりませんよね。

上まで行きました。
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不安定!この上ありませんね。

先回りして下るところを見ると!
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危ないなぁ!



西にある阪堺電車と
南海電車を横切ったところに
住吉公園があります。

もちろん!その昔は線路も公園も海の中。

その公園で午後 4 時過ぎから
4 社中が奉納太鼓を披露していました。
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そこへ神輿がやってきました。
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住吉公園で神輿洗神事が行われるのですね。
そこは元々海の中ですからね。

神事が始まりました。
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やじ馬は警備の人に排除されたので
テントの陰から
盗み見しなければなりません。はは。

どのように神輿を洗うのでしょうか!?

桶がかつがれてきました。
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その桶の中の水を
葉っぱにつけてふっています。
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四方からぱっぱっとふって、、、。
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これで洗えたらしい。

この海水は
大阪住吉漁業協同組合の仕立てた
「汐汲舟(しおくみぶね)」に神官が乗って
沖の神聖なところで(そんなところがあるのですね)
汲んできたのだそうです。

ま!洗い=清めですからね!
これでいいのでしょう。

神輿を海の中に放り込んで
なん度かひっくり返して洗う「絵」を
想像した私が悪い(?)のです。



神事はつづきます。
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さらに神輿は
元の場所までもどらねばなりません。

私は神輿を洗うところに立ちあえたので
満足して
日も暮れてきたので先に帰ります。
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