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紫ジャガイモとごはんのお好み焼き [こな(粉)もん]

神戸市のB級グルメの「そばめし」は
焼きそばにごはんを混ぜたものらしい。

そばとお好み焼きのドッキングは
広島や大阪ではフツーですね。

しからば
ごはんとお好み焼きの組み合わせはどうなんでしょう。

浅学にして
食べたことも習った記憶もないのですが。



わが家のベランダ産の紫色のジャガイモを繊に切って
油を振ったパンで焼いてみます。
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レタスを切って小麦粉を軽くはたき
ごはんを入れ
牛乳を少し加えてさっくり混ぜ
昆布茶を振り
薄く塩・胡椒をしてからジャガイモにのせます。
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スライスした豚肉ものせなければ。
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裏返して焼いて
また返したら。
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マヨネーズと花かつおをトッピング
お好み焼きソースで食べました。
また 1 枚はポン酢でいただきます。

どちらもそれなりにおいしかったのですが。



ん?!
「ごはんのお好み焼き」は
大阪では周知のことなんですか!?

粉もん好きの大阪なら
たいていの人が
なん度か調理を試みたり!食べている料理らしい。

残念!私の発明じゃありませんでした。
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江口の君堂はおっぱいの島の中 [わが街・大阪ブギウギ]

仁安 2 年(1167 年)のこと。
ま!古いはなしです。
旅の僧・西行(1118 ~ 1190)が
そまつな民家に雨宿りをこいました。

断られました。

西行は
  世の中を 厭(いと)ふまでこそ 難(かた)からめ
  仮の宿りを 惜しむ君かな
と詠(よ)めば

それに家の女・妙が答えて
  世をいとふ 人とし聞けば 仮の宿
  心をとむなと 思ふばかりぞ

新古今和歌集にのっているとか。

謡曲「江口」では
「妙」は遊女・江口として登場しているようです。
また!遊女は普賢菩薩の化身だったのです。

江口とは西国から平安京に行く船便の中継地の地名。
今はかなり海から隔たっていますが
1200 年前は河口だったのかも。

無知な私にはよく分らんはなしですが。



いつのころからか
妙を「江口の君」と呼び
冥福を祈って建立したのが寂光寺
通称・江口の君堂。

たくさんのカラスが鳴いています。
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今日はカラスの町内会の日かも。

失礼ながら山中の破(や)れ寺かと思いました。
なんだか寂寥感を感じましたが
境内を整地して
中古車センターのように駐車場にしている寺院より
頭が下がります。

西行塚と君塚。
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あくまでも妙は遊女扱いなんですね。

歌碑にも「遊女妙」とあります。
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聖僧と遊女と普賢菩薩の
取り合わせが面白いのでしょうか。



このあたりを彷徨することはまずないのですが
この近くで 1 晩
お通夜に座っていたことがありました。
直接の血縁はなかったのですが。
遠い日のこと。

そんなことをふと思い出して!歩きます。

大隅神社。
狛犬が団体で迎えてくれました。
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河川の跡でしょうか。
橋の形見と水のない小川。
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そのそばに「乳牛牧跡」の碑が。
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「ちちうしのまき」と読むのですね。
「味原牧(あじふのまき)」とも呼ばれていたらしい。
宮内省典薬寮が乳牛を飼っていたとか。
1000 年以上前のはなしでしょうか。

日本書紀に大隅嶋とありますから
このあたりは淀川河口の島だったのでしょう。

乳牛を放牧するのに適した島。

もう地名も残っていないようですが
近くの大隅東小学校は
この前まで(といっても!だいぶ前のことですが)
乳牛牧尋常小学校との名前だったそうですよ。



大宮という神社がありました。

主祭神は安閑天皇(466 ~ 536)でした。
安閑天皇がこの島を開発したので敬っているのですね。

この前まで(といっても!だいぶ前のことですが)
広大な境内を有していたらしいのですが
明治の淀川の改修でほとんどを川底にされ
こじんまりとなって秋の陽の中。

大きな桜の木がなん本かありました。

毛虫ちゃんが並んで平和な秋です。
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桜井宿の500円ランチ [昼定食]

近鉄・JRの桜井駅の南に
アーケードの商店街がありました。

ご多分にもれず
ここもシャッター街の様相を呈しています。

ぽつんと「魚市場跡」の石碑があります。
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昔はたいそう栄えた町だったのでしょう。

桜井市といえば
天香久山(あまのかぐやま)とか纏向(まきむく)遺跡とか
長谷寺やら談山(たんざん)神社やら三輪大社やら
だれでもいくつか口にする有名なところ。

しかし!それらは近世の桜井市のもの。
ほとんど合併して桜井市になった地区。
昔の桜井村はそんなに広い地区でもないような。

伊勢(初瀬)街道をはじめいくつかの街道の交差するところ。
流通とか宿場の経済の町だったのでは。
間違っていたらごめんなさい。

とすれば
「桜井村」の「桜」はどこからきたのでしょうね。
村に桜があったのでしょうか。



「桜井の別れの場所ですね」と
関西で育ったくせに
とんちんかんなことをいうお年寄りがいます。

青葉しげれる 桜井の
里のわたりの 夕まぐれ

小学校唱歌で歌わされたらしい。

楠木正成・正行父子の永遠の別れ。
太平記の名場面。
ま!だれかの創作でしょうけど。

その桜井の駅は西国街道ですよ。
今の大阪府の島本町。
最近!JRの島本駅が新設されていますが
そのまん前の公園に行ってください。
そのあたりを比定していますが。



アーケード街に日替わり定食
ワンコインランチ(500 円)の店が。
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「お好み焼・焼そば ときわ」とあります。

もう午後の 3 時前だったのですが
ワンコインランチの注文にやさしく答えてくれました。
この日は「焼き肉」でした。
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もう半世紀営業しているこの街の老舗だそうです。

ご自分の似顔絵入りのシャツを着ていた
大きな背中の 2 代目さんでした。
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歩き疲れたら
ちょっと休憩にいいと思える店舗ですね。
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土塔!泉州は行基の里 [町道!街道!眠り未だ足らず]

早朝!寝ころんだまま眠気まなこで
よせぴっ(上方落語情報フリーペーパー)を
広げていたら
ん!?
土塔庵寄席!
土塔?!

土塔(どとう)ですかぁ!

奈良の東大寺の南に頭塔(ずとう)があります。
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1 辺 32m 方形!高さ 10m 7 段の土製のピラミッド。
奇数段にいくつもの石仏がまつられています。
土の塔すなわち土塔でしょうけど
ここだけは頭塔と呼ばれています。

いつも通るたびに感心していたら
「泉州にも土塔があるはず」と
レクチャーされていました。
が!訪ねる機会のないまま久しいですね。



それでふと思い立って
堺市にその土塔を探しに出かけます。

東大寺周辺には
行基(668? ~ 749)の伝説が残されていますが
泉州の土塔があるあたりも「行基」ばかりですね。

その行基の伝説をたずねながら行きましょう。

JR阪和線の津久野駅から歩けばすぐ
大きな池にあたりました。
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家原(えばら)大池ですか。

池のそばの大きな寺は家原寺(えばらじ)。
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行基の生誕の地なんですって。



この地はまた和泉式部の伝説も多いところ。

古そうな石標の差す方に行けば小さな神社が。
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和泉式部宮。
手作り感のある可愛い(失礼!)神社ですね。

行基の母のゆかりの寺の華林寺(けいりんじ)です。
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境内になぜかさっぱりなにもないんですが。

やはり行基の母のゆかりの
蜂田(はちた)神社!鈴の宮公園!
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行基の掘った井戸の跡を越えれば
プラネタリウムがありましたが
興味が湧かず通り過ぎ
野々宮神社の境内を横切って大きな池に出ました。
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水賀池(みずがいけ)。
これも行基の功績らしい。



ほどなく!とんぼの群れ飛ぶ向こうにピラミッドが!
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すごいですねぇ!
これが大野寺土塔ですか。
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そばの大野寺は行基建立四十九寺のひとつ。
727 年寺院と土塔が築かれたそうです。
もっとも今の寺も土塔も
創建時のものではないようですが。
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ピラミッドの 1 辺は 53m 高さは 9m
当初は 13 重の土塔だったようで
奈良の頭塔とはあまり似てはいないような。
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ここには石仏も見られません。



ああ!きっかけは「よせぴっ」でした。

寄席が開催される土塔庵とは?!

近くに古くて立派な民家のような家の壁に
看板がありました。
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飲食店でもないような。
なにか文化的なものを発信している基地なんでしょうか。

私には敷居が高そうで寄らずに帰ります。
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ドーナツの穴は食べられた?! [食い意地]

マザー・グースの唄に
「ナッシングアットオール(Nothing-at-all)」という
単語が出てくる歌詞があります。
浅学にしてタイトルは知りませんが。
拙い日本語で無理矢理置き換えれば
「まったくなにもない」という不可思議な単語。

無知な私は
般若心経の中の「色即是空 空即是色」を連想しますが
的外れのむだな思考でしょう。

英語の素養はまったくないのですが
「all」「small」
「extent」「went」と
軽快に韻(いん)を踏んでいるようなので
せめて日本語訳には日本の韻を踏んで
つまり定型詩じゃないと
訳したといえないのでは。

生意気いっても前に進みませんから
力不足ですが強引に
5256の新しい定型を作って
単語をおいてみましょうか。

  ばばさまの 名は ナッシング アットオール
  さっきまで いた つつましく 家の中に
  突然に 今 神隠し どこへ消えた
  探しても ただ ナッシング アットオール

はは。変な詩。
よいこはマネをしてはいけません。



この「まったくなにもない」は
「ドーナツの穴」じゃないかという人もいるそうです。

ドーナツの穴はありますが
「穴だけ持って来い」といわれても、、、!

ドーナツをパクリと食べられたら
「穴」も食べられてしまいます、、、?!



ドーナツ(a doughnut)は不思議な名前ですね。

「doughnut」の「dough」は小麦粉を練ったもの。

「nut」はナッツ!木の実でしょうか。

木の実なんかどこかに入っていますか。
あの丸くて穴のあいた形状はなんなのでしょうか。
ナッツの跡なんでしょうか。



ドーナツチェーンの
「ミスタードーナツ」が近所にできています。

ミスタードーナツには長い間入っていません。

昔!仕事でミスタードーナツに出入りしていました。
いや!出入りしていた人の
カバン持ちで出入りしていました。

ある日!不倫疑惑をかけられ
店舗の隅でコーヒーを前にして
不細工な顔の人らと対峙しましたがね。

あんまり絵にならないシチュエーションです!はは。

あのね!
少しでも悪いことをしていたら
すぐ!顔に出る根性のない性格ですが
まったく!なにもなかったから
便秘で苦しむ朝青竜みたいな怖い顔にかこまれても
まとめてぶん殴ってやろうかと
一歩も引かなかった!青いとき。

その後!みんな縁が切れてしまいましたが
なんかねぇ!看板を見ると
ふと!もやもやするものが湧くんです!

ミスタードーナツに
なにも悪気がある訳じゃありまへん。



××十年ぶりに
ミスタードーナツのドーナツをいただきます。

穴の開いていないのもドーナツですか!
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「ドーナツの形」とか
「ドーナツ化現象」とか
タイヤのように丸くて中が空洞になったものを
「ドーナツ」といいませんか。

油であげたらドーナツですか。
それじゃ!揚げたカレーパンもドーナツ?!
いや!
「焼きドーナツ」という単語も聞いたことがあるような。

ドーナツの定義が分りません。
ま!そんなに知りたくもないですけどね。

頭の中!
ナッシングアットオール!



(敬称略)
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