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マドンナと渡る星のブランコ [みんなで歩けばこわくない]

私の企画力の貧しさと
リーダーシップのセンスの欠如のためでしょうけど
月例の仮面(氏素性を聞かない)ハイキングの
参加者が増えるにつれて歩くという意識に
確実にずれが生じているこのごろ。

私の考える真面目さのない人!多し。

それで
ホンマモン(?)のハイキングがしたくて
選抜隊というのか!分会というのか!
本会からこっそり分かれて
小さな組織がふたつもできたりして!ああ。

これは厳重に排他的な会にしたらいいものかどうか
かりそめの段取り係りの私は心を痛めます。
ま!いうほど悩んではないですがね。あは。
しかし!会が増えれば毎週のように
ハイキングのお世話しなけりゃいけなくなるのかなぁ!



さらにひとつ
平日に歩いてみようかなんて会も自然発生するかも。

大阪で元気な商店街は天神橋筋!千林!駒川!くらいだと
選挙の遊説で大阪府の商店街全部回った(結果!落選の)
桂きん枝がいっていましたが。
その商店街のひとつの駒川商店街の
マドンナが平日にしか休めないのです。

私は毎日が平日で
さらに毎日が日曜・祝日で大笑い!?
仕事もお金もなく世間の笑いものなんですが。

それはともかく!さっそく試行。

いつもの相棒のアラフォー(around 40)のお色気過剰年増
あ!いや!匂うようなおとなのお局さまもきてくれましたが。
こんな平日に!
おね~さまはどんな仕事をしているの?!
いまだによく分からない人です。

私がマドンナに取られると思ったのかな。

「とんでもない!」

大丈夫!
ずっとあなたの僕(しもべ)に甘んじていますよ。

「どこにでも行きなさい!せいせいするから!」



マドンナもまたアラフォーですけどね。

彼女の足慣らしと技量を見せてもらうために
昔!小学生を集めて歩いていた
大阪府交野市の大阪府民の森・ほしだ園地へ。

京阪・私市(きさいち)駅から
天野川沿いの遊歩道を進みます。
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ここは天の川伝説の地。
この川も空から落ちてきたのです。
ホントーです!
1000 年以上前にだれかが見たのです。

ゆるやかなアップダウンを繰り返します。
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「ぎゃあああ!」
ボロ雑巾を引きちぎるような悲鳴の二重奏。
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ムカデもびっくり。
生娘でもあるまいに。知らんけど。

森林鉄道風木製の歩道。
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先日!大台ヶ原
こんな木の道がすっかり気に入って
うきうきとひとりすっ飛んで行く古い方のお局さま。

ピトンの小屋(園地事務所)でひと休み。
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今日はクライミングウォールにだれもいませんか。

ん!?
かわゆいですね。
三つ編みおさげ。
恋に恋する少女のようですよ。



もうひと踏ん張り。
ちょっと急な坂をはい上がると!
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吊り橋・星のブランコです。
長さ 280m 高いところで 50m あります。
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底を見下ろしていると吸い込まれそうです。
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気をつけて。
なんか魅入られますね。

  えくぼの中へ身を投げばやと
  思へど底の邪がこわい

なんて!
500 年前の閑吟集にこんな小歌があったような。

恋のブランコも渡りたい?!
邪が棲んでいてもえくぼに身を投げたい!?
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やまびこ広場でランチ。
マドンナは早起きして手作り弁当。
古い方の年増はローソンのおにぎり。
いつも恋愛が長つづきしない 1 因がありや。

上から星のブランコをながめます。
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初対面だったふたりが
性格も違うようなのに仲良くなっています。
あ!思えば常連のアラフォーみなさんも
まったく違う気性!ばらばらな境遇なのに仲はいいですよね。
これだから山歩きはいいよねぇ。



もの足りないかもしれませんが
冒険しないで同じコースを帰ります。

まだ!足取りを見る限り大丈夫ですね。
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アラフォーとはいえ
今の私のハイキング仲間のアラフォーの
だれよりも若いのなら体力があるはず
小学生なみのこんなコースでごめんなさい。

これなら 10km 以上平気で歩けそう。
次はもっと歩きましょうね。



元気で歩いていたら
彦星(牽牛星・犬飼星)が渡ってくる日も近い。

閑吟集にあった犬飼星。

  犬飼星は 何時(なんとき)候(ぞろ)ぞ
  ああ惜(お)しや惜しや 惜しの夜やなう

犬飼星を見ながら
女性がため息をついているのでしょうか。
楽しいため息ですね。
時の過ぎゆくのが惜しい。
もっとあなたとの夜を過ごしたい。

祈りましょう。
私たちにもこんな小歌を歌える日がくるように。
祈りながら七夕伝説の地を後にします。
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