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茨木川の鳥葬 [町道!街道!眠り未だ足らず]

川の向こうの堤の階段のあるところから
分流して茨木川になると思っていたのですが。
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この大きな川が茨木川なんですね。

つまり今の茨木川は左に流れて
安威川(あいがわ)に合流しているのですが
昔はここで画像の正面の方へ流れていたようです。

埋め立てられた昔の茨木川を訪ねます。

川の跡は容易に判断できます。
緑地になっているからです。
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結構!高木が多く!林みたいですね。

田中橋跡。
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ここであだっぽくS字にくねらせて
JRの東海道本線を越えています。

東海道本線をくぐる古いトンネルがあります。
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「まるまた」と呼ばれてきたそうですが
これ!「ねじりまんぽ」ですよね。
上の道と直角に交差しないときのれんが積み。

これは相当古そう?!
東海道本線開通時のものなら
明治 9 年(1876)に造られたはず。



川跡に沿っている道は川端通り。

川のそばの道だから川端という訳ではなく
川端康成がこの川沿いの
茨木中学校(現・大阪府立茨木高等学校)を
出ているから
近代に命名されたのでしょう。

文豪は小・中学校時代を
現在の茨木市で過ごしたのです。

それで!川端康成文学館があります。
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いい遊歩道ですね。
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上は土手!下は川だったのでしょうか。

茨木神社でひと休み。
東門は茨木城の「からめて門」を移築したものとか。
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茨木市役所のまわりに茨木童子がなん人かいます。
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大江山の酒呑(しゅてん)童子の仲間ですが
生い立ちを聞けば悲しい!
なんという悲しい身の上なんでしょう。



さらに南下すると!
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なにものか!分かりません。

オリーブ園ですか。
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日本のオリーブ栽培の嚆矢(こうし)は
ここ茨木市と小豆島らしい。

「素足で歩いて健康になろう」だそうです。
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こんな健康の道!もう 1 か所ありましたが。

ニセアカシアが咲いています。
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おいしそうですね。
てんぷらにできませんか。

六甲山にフツーの樹木だったですが
最近!ゆえあって切り倒されるばかりで
六甲山を歩いても
見る機会の少ない花になっています。



佐和良義神社。
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「さわらぎじんじゃ」と読むのかな。
今のこのあたりの住所の表記は「沢良宜」かも。
万葉仮名を勉強しているような気分。

ノイバラが咲いています。
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ノバラ(野薔薇)と呼ぶ方が多いかも。
私にはなつかしい。
どこにでも咲いていた花。
私は好きですが
一般的には!
そのトゲの多さと生命力の強靭さで嫌われていました。

ここにだれかが
植えた訳ではないとは思うのですが
ノイバラ!漢字で書けば野茨?!
茨木市となにか関係あるのでしょうか。



道祖神社。
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新高浜橋跡。
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ちなみに橋の跡には
このように立派な石碑が建てられています。
10 か所以上ありましたか。

南の方になると緑地は明るい。
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樹木の高さが低くなっているのかな。

母子だけが集まってバーベキューしています。

この日!
いろんなグループがバーベキューしていましたが
若い人ばかり?!
老人のグループはありませんでした。



重なっている大阪モノレールと近畿自動車道に
ぶち当たって緑地が止まりました。

川はどっちへ流れていたのでしょうか。

自動車道の向こうに緑地が見えます。
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道の向こうは摂津市ですね。

その公園が川の一部だったのかも知れませんが
今は周囲から独立した
ちょっと高台の土地で
これから先は杳(よう)として気配が消えました。

あ!
にゃんこがカラスに襲われています。
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かけつけてみると
すでににゃんこは死んでいました。
死んでいたからカラスたちが集まっていたのかも。

その体よ!魂よ!
カラスに運ばれて天に帰りなさい。合掌。



5km 少しの探検は鳥葬で終わりました。

その魂(たま)よ
五月闇(さつきやみ)裂き 天(そら)を翔(か)け
プラズマと散り オーロラと咲け      (ほっ)



(敬称略)
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