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黄金虫は金持ちだ [手のひらを太陽に]

先日!通りすがりの私のために
親切に道案内をしてくださったご夫婦。
神戸市西区の(拙ブログ 2014/05/20)
雄岡山(おっこさん or おっこうさん)のふもとで
広い庭をバラの花園にされていましたが。

この季節は
花を食べに日夜飛んでくる甲虫(こうちゅう)退治に
腐心されていました。

こんな甲虫!
blog01.jpg

思わず!不謹慎にも
「きれいですね」といってしまいました。

  黄金虫は 金持ちだ
  金蔵建てた 蔵建てた
  飴屋で水飴 買ってきた

  黄金虫は 金持ちだ
  金蔵建てた 蔵建てた
  こどもに水飴 なめさせた

野口雨情の詩が浮かびます。

さらに大昔!生真面目な税理士の女史が
「どうしてコガネムシが金持ちなの?!」と
疑問をぶつけてきたのに
返答に困ったことも思い出しました。あは。

かの女は
勝手に替え歌を作って歌っていましたが。

「小金虫は 小銭持ち」
「小銭を貯めて 蔵建てた」

「黄金(こがね)」は
「小金(こがね)」がいいと主張していたのがおかしい。



安富和男著/ゴキブリ3億年のひみつ/に
「コガネムシは金持ち」の解説があります。

野口雨情のいうコガネムシは
今ほとんどの人の共通語になっている
「ゴキブリ」だそうな。

ゴキブリは卵鞘(卵の袋)を持って歩き
どこかへ産み落とすのですね。

その卵鞘が財布(がまぐち)にそっくり。

前の前の前に住んでいた家では
しょっちゅう見かけましたね。
今の家では貧乏過ぎて食物が落ちてないせいか
ゴキブリに遭遇しません!はは。

これがワモンゴキブリの卵鞘。
blog02.jpg

さらにチャバネゴキブリの体から
小判を連想していた地方もあるらしい。



私は桃や李(すもも)など
くだものを食い荒らしていた
甲虫(こうちゅう)を思い出します。

空洞になったサンタローザ(李)の赤い実の中に
色とりどりの黄金虫がひしめいていましたね。

遠い日のこと。
まだ!明日がくることが信じられたころ。



(敬称略)
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