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鞍馬の紅葉 2014 [みんなで歩けばこわくない]

貴船(きぶね)から鞍馬山に上ります。

入山料 300 円?!

この秋から値上げしたそうな。
100 円の記憶が長い間あります。
相当昔からこの道を通っていたのですね。
ああ!なんの進歩もなく!心に秋風が吹きます。

大変な急坂で!こんな寂しい道なのに往来が多い。
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20 分も辛抱してひたすら上れば!奥の院魔王殿。
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おばちゃん(!)のグループが
なにか怪しげな(失礼!)ことをしています。
パワースポットでしょうか。

トイレがありました。
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土足禁止です。
林間の小さなトイレで珍しや。



私が魔王殿で祈祷したら
霧雨がすっかり晴れて
木漏れ陽が射しだした木の根道。
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観光ガイドブックによくのっている道ですが
木の根道の区間は
ほんの少しですよ!あっけないほど短い。

義経堂を過ぎたところに背比べ石。
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僧侶になることを嫌い
奥州に出奔するとき背丈を比べた石というのなら
義経が 14、5 歳のときですね。

後ろ姿は中学生のように可愛い小柄な
アラフォー(around 40)のおね~さんが
大女に見えるほど
少年・義経は身長がなかったのですね。



鞍馬寺金堂。
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前の円陣は六芒星でしょうか。
ここもパワースポットかな。

金堂の前は展望がよろしい。
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紅葉の季節。
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燃える中を下ります。
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ジグザグの坂道がつづきます。
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なごんちゃん(清少納言)が枕草子に
「近うて遠きもの」と書いた
九十九折(つづらおり)です。

今日は下りですけど
上るときにはイヤになるでしょう。

ちなみに「近うて遠きもの」は他に
(以下!私の勝手な現代語訳です)
「みやのべのまつり」
「情のない兄弟親類の仲」
「大晦日と元日」だそうですが。

「宮咩祭(みやのべまつり)」は
1 月と 12 月に催行されていたので
「大晦日と元日」とよく似たようなものですかな。

ついでにいえば枕草子に
「遠くて近きもの」もありますが。

「極楽」「舟の道中」「男女の仲」だそうですよ。

「男女の仲」は
「近うて遠きもの」「遠くて近きもの」
両方に使えるのでは。



「鞍馬の火祭」で有名な由岐神社を過ぎて。
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山門まで降りてきました。
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鞍馬山・鞍馬寺を裏から表に歩いた訳です。

  わが旅の紅葉いよいよ濃かりけり

高浜年尾の「もみぢ」の句。

「近うて遠きもの」「遠くて近きもの」
頭の中でなん度も繰り返してみても
ああ!わが思い!
冬将軍の足音におびえる 1 葉の病葉(わくらば)。

もう 1 度狂おしいまでに燃えたい!あなたと。



(敬称略)
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