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梅雨の粕汁 [半煮え!生煮え!]

ブリ(鰤)の頭をもらいました。

くれる人もくれる人ですが
素直にもらってくる方もどうかと思いませんか。

大きな声でいいたいのですが
いえませんが!
私は頭より胴体の方が大好きであります!

これ!ブリじゃありません。
もらっていうのもなんですが
ブリのこどもです。
西日本でいうハマチですね。



酒粕がまだたくさんあります。
冬のハイキングでは酒蔵に寄ることが多いのですが
高価な地酒のきき酒をさせてもらって
酒粕だけ買って!にっこり笑って!
急いで逃げたりしていますからね。

粕汁を作りますか。

この生臭い頭を、、、魚ですから魚臭いのは当然ですが
大きく切って!洗って!雪のように塩をまぶして
2 時間ばかり放置。

塩を洗い落として湯通して!もう 1 度洗ってから
水から煮ます。

節分の豆まきの豆の残りをもらっていたのです。

そのいり豆と
大好きな細切り昆布を加えたら
いいだしが取れませんか。
匂い消し(?)に酢を落としましょう。



あるものはなんでも使い
ないものはなくてすませるに限ります。

あ!檀流クッキングみたいですね。

ん!?
だしを取りながら
檀一雄著/檀流クッキング/を広げてみると
「三平汁」の項があるじゃないですか。

塩鮭の頭と新ジャガと新タマネギと新キャベツと
酒粕とで。

それは今ごろ!梅雨の季節の料理として。

「三平汁」と「粕汁」とどう違うのか知りませんが
酒粕のスープは
大阪の居酒屋やら小料理屋やらでは
冬の料理になっていますから驚きますね。



ま!へたな考えはよしましょう。
休むに似たり!ですもんね。
酢を入れたから
気のせいか!生臭さは消えたような。

新ジャガイモを洗って皮はむかずに
新タマネギは大きく割って入れ
顆粒の中華だしがあったので振って
メンドくさいので酒粕もちぎって入れておきます。

新キャベツをちぎって加え
ネギも入れてから
お気に入りの
大台ヶ原から買って帰った田舎味噌
溶き入れました。

白かった色がたちまちにごりましたが
味はサイコーですよ。
ブリと大豆と昆布と野菜と味噌のだしが
よく出ています。
中華だしも入れていますからね。
blog粕汁.jpg

粕汁というより
野菜の粕煮みたいです。はは。

これで梅雨のうっとうしさが
吹き飛べばいいのですが。



(敬称略)
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